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モダンLO使いが《完成化した精神、ジェイス》を使ってみた感想

お久しぶりです。赤サブのティボルトです。
おかげさまで「赤ティボの青黒LOサイド入れ替え表」、「モダンLO使いの《完成化した精神、ジェイス》考察」が好評で、今でも少しずつご購入いただいております。
また、海外の方からも数回お問い合わせいただくなど、自分でもかなりの反響に驚いています。
ご購入いただいた方々にはこの場を借りて御礼申し上げます。

本当にありがたい話です

今年に入ってからなかなか勝てておらず、掲載数もチケットも減ってかなり凹んでいますが、皆様のサポートのおかげでなんとか頑張れており、昨年10月から4か月連続で動画をアップしています。
よろしければ当noteだけでなくYoutubeもフォローいただけると幸いです。

さて、今回は「ファイレクシア:完全なる統一」で新しく登場した《完成化した精神、ジェイス》を実際に使ってみた感想をあげていきたいと思います。
なお、使用前の感想はこちらであげておりますのでご興味があればお読みいただければと思います。

なお、当記事は有料設定しておりますが全文公開しております。
もし気が向きましたらご購入、サポートいただけると幸いです。

《完成化した精神、ジェイス》とは

改めて《完成化した精神、ジェイス》を見ていきます。

完成化したことはショックだけど切削だからヨシ!

Jace, the Perfected Mind / 完成化した精神、ジェイス (2)(青)(青/Φ)
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
完成化((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払ったなら、このプレインズウォーカーは2個少ない忠誠(loyalty)カウンターで戦場に出る。)
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。次のあなたのターンまで、それは-3/-0の修整を受ける。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。その後、墓地1つに 20枚以上のカードがあるなら、あなたはカード3枚を引く。そうでないなら、あなたはカード1枚を引く。
[-X]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはXの3倍に等しい枚数のカードを切削する。
5

mtgwikiより

完成化により、3マナでも4マナでも出せるようになったジェイス。
初期忠誠度も高めで、4マナプラスから入ると6まで上がります。
また、マイナス能力を使っても使い捨てにならず、奥義では忠誠度をきっちりと使い切れる能力になっており、重ね引きしたときも安心の作りです。
15枚切削のソーサリーとしては4マナかかるのが重いものの、プラス能力で切削枚数を増やしたり、マイナス能力でアドバンテージを稼げるようになるため、デッキ全体を器用にするような印象でした。

各能力の使用感

完成化

忠誠度が2減るものの、3ターン目に着地させることも多く選択の幅が広がる印象でした。
ただ、バーンなどのアグロデッキには出したい半面ライフが痛いので、相手によって選択を間違えないようにするプレイスキルは今までより求められるのかなという印象。
コストが4になるため《大歓楽の幻霊》や《コジレックの審問》が当たらないのは強かったです。

プラス能力

-3/0修正は、単体のクリーチャーで攻めてくるデッキに対して、カニや除去と合わせることでロックできるような場面がありました。
特に破壊不能である《カルドラの完成体》を対象にすることで、カニで守りながら忠誠度を貯めることができたのは面白かったです。
ただ、独創力やカスケードクラッシュ、リビングエンドなど、効きにくい相手もいるため、正直思っていたよりも使い勝手は悪かったです。

奥義

Xの3倍切削する能力。
即使用すれば3マナ9枚か4マナ15枚の切削ソーサリー。
後半にトップからフィニッシュ手段として有効ではありました。
ただ、前述のプラス能力が使いにくい相手では、奥義の枚数もコスパが悪く、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》が効きにくい=フィニッシュラインまで届いていないことがあるため、絶対安心というようなことはなかったです。
プレイヤーを対象にしているため、《夏の帳》や《神聖の力線》が効いてしまうのもデメリットでした。

マイナス能力

今回使ってみて大きく印象が変わったのがスーパー《彼方の映像》であるマイナス能力。
驚くくらい強かったです。
3ドローするには起動までに17枚切削すればいいので、スムーズにいくと上陸1回と《書庫の罠》だけで足ります。
今まで3ターン目に3ドローするには、上陸2回と《書庫の罠》辺りが定番で、カニが除去されて数枚が届かずに《彼方の映像》を1ドローで唱えるか迷うようなことも多くありました。
この辺りは2マナの《不可思の一瞥》から3マナの《正気破砕》、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》にメインの切削呪文が変わってきたのも背景にあるかと思います。
切削しながらドローを進められるのは、既に《正気破砕》のサイクリングが強さを証明していますが、さすがに3ドローは強かったです。

また《彼方の映像》と合わせてアドバンテージを稼げるカードが多くなったのも注目するポイントです。
今までのLOは《彼方の映像》、《物語への没入》をアドバンテージ源としており、せいぜい4~5枚程度しか採用ができませんでした。
それが《完成化した精神、ジェイス》を採用することで8枚まで増やせるようになったのは、まさにLOのリストが”完成”化するきっかけになるのではないかと思います。

結論

《完成化した精神、ジェイス》はマイナス能力をうまく使える構築を!

構築のアイデア

上までで終わってもよかったのですが、あまりにも中身スカスカでサポートしてもらえそうにないだったので《完成化した精神、ジェイス》をうまく使うにはどうするか、最後に私の考えをアウトプットしていきたいと思います。

《完成化した精神、ジェイス》のマイナス能力をうまく使うとするならば、同じく3ドローができる《彼方の映像》もあわせて各4枚。

先述の簡単3ドロールートである《遺跡ガニ》、《面晶体のカニ》、《書庫の罠》も4枚ずつ。

ラガバンやハンマーを倒したいので、《致命的な一押し》も4枚。

《正気破砕》は3マナへのアクセスとしてサイクリングしたいのとフィニッシャーにもなるので4枚。

修復対策やイージーウィンのできる《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》も4枚。

現状ではこの辺りで考えが止まっています。

あとはLO専用《対抗呪文》兼《終止》である《湖での水難》。
カスケードや独創力などのコンボ潰しに《外科的摘出》。
《濁浪の執政》、《原始のタイタン》対策に《残忍な切断》。
の枚数を要調整といった感じ。
タップインを減らしたいのもあり《殻船着の島》は1枚に抑えてもいいかなと思っています。

ぜひいいアイデアがありましたら、TwitterやYoutubeでご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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