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諜報ランドに関する青黒LO使いの考察
お久しぶりです。赤サブのティボルトです。
詰みっぱなしの記事をすっ飛ばして、今回の記事を書いています。
詰みっぱなしと思われるもの
《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》について(動画白紙状態)
2023年の戦績と2024年の目標について(現状白紙状態)
アミュレットタイタンについて(半分くらい書いた)
というわけで、今回は2月9日に発売した最新セット「カルロフ邸殺人事件」に収録されている諜報ランドについて、青黒LOの視点からお話しさせていただきます。
なお、有料設定となっておりますが全文無料となっております。Youtubeも1年4カ月くらい頑張って毎日更新しておりますので、ぜひフォローやサポート、チャンネル登録をお願いいたします。
1.諜報ランドとは
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《地底街の下水道》をはじめとした、基本土地タイプを2つ持った特殊地形で、いずれもタップインで戦場に出ます。
そして、戦場に出たときにキーワード能力である“諜報1”が誘発します。
“諜報X”は「あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を見る。それをあなたの墓地に置いてもよい。」という能力で、LO的には《任務説明》でお馴染みの能力です。
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デッキトップを操作することにより、ドローの質の向上や、墓地をリソースとするような動きが強化されました。
2.公開時の第一印象
さて、この土地が公開されたときの私の第一印象ですが、「この土地は入らないな」でした。
理由としては、タップインであるため比較対象を《殻船着の島》としたところです。
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《殻船着の島》はタップインでテンポを損なう代わりに、確実に1枚のリソースを貯めておけます。
対して《地底街の下水道》はテンポ面は同じですがリソースを稼ぎません。
ドローの質の向上が主な役割で、黒マナの追加、《残忍な切断》の探査コストの追加がおまけの効果として考えられました。
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近年の青黒LOのリストでは、1対多交換をするカードは少なく、《彼方の映像》、《完成化した精神、ジェイス》、《殻船着の島》辺りしかアドバンテージを稼げません。
そんな中、2枚しかない《殻船着の島》を減らして諜報ランドを使うメリットが見当たらなかったのです。
そのため、予約はもちろん販売後も特に調整はしませんでした。
3.環境の変化
ただ、青黒LOは変化しなくても環境は変化していきます。
先日開催されたプレイヤーズコンベンション横浜。
残念ながら私は権利がなかったのでサイドイベントの<チームモダンを招集したのに寝坊したので>モダンに1回出て終わりでしたが、チャンピオンズシップファイナルを優勝したのは前環境から微調整されたリビングエンドでした。
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主な変更点は諜報ランドの追加。
新環境の目玉かと思っていた《ギルドパクトの力線》デッキに比べると、正直地味なところが勝ったなと思いました(LO以外のデッキ同士の相性とかわからないマン)。
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そしてMOでは多くのデッキが諜報ランドを試しているリストが多く見られるようになってきました。
4.対諜報ランドのLO視点
LOの視点から相手に諜報ランドを使われた感想を少しだけお話ししたいと思います。
(1)カウンターモンキー
タップインのため、序盤に処理してもらう分には展開が遅くなってLOが有利になりそう。
カウンターを構えながらフェッチでドローの質を向上できるのは、若干やりづらさを感じますが想定内。
一番面倒なのは《蒸気孔》を《外科的摘出》してもフェッチから赤マナを確保される点。
一般的には基本地形が《島》3~4枚のみなので、赤マナを出せなくして《罠の橋》で蓋をして勝つことがあるのですが、そのルートがやりにくくなりました。
(2)続唱系
2ターン目までは最悪タップインでも問題ないデッキであるため、確かに理にかなっていると思いました。
続唱スペルを引けずに事故る可能性が更に下がるので、《カニ》や《正気破砕》から《根絶》するルートを意識してキープする必要があります。
うっかり続唱先の呪文を落としてくれたら、泣いて喜びながら《根絶》しましょう。
(3)ヨーグモス
上記2つに比べたら全然問題ない印象。
インスタントタイミングで構える動きも《オークの弓使い》、《召喚の調べ》、《忍耐》くらいなのでわかりやすい。
《飢餓の潮流、グリスト》の墓地生物カウントを増やされたりすると計算狂うかも?
5.思考の変化
さて、色々なデッキで諜報ランドを入れたリストが増えてきたところで、青黒LOでも先人たちの《地底街の下水道》を採用したリストが出てきました。
その中で、従来《湿った墓》2枚だった枠の1枚を変更して《地底街の下水道》を採用しているリストがありました。
確かに《汚染された三角州》などのフェッチからサーチしてくる動きができますが、確定タップインが3枚になるのが気がかりで検討もしていませんでした。
アドバンテージ源としての捉え方ではなく、あくまでもドロー操作。
無理のないタイミングでサーチしてくると考えて試してみるかというところまで考えが変化しました。
そして、実際にを試し始めたのが2月19日のPreliminary。
結果としては3-1でした。
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力線ズーに負け、ソプター、緑白硬化した鱗、4Cオムナスに勝ちでした。
6.使い心地
最後に、本題である《地底街の下水道》の使い心地についてまとめたいと思います。
この記事の執筆時点で20戦程度しか試せていないため、今後手のひらクルフィックスする可能性があるのはご容赦ください。
感想 思ってたより悪くない。
理由 なんだかんだで出せるタイミングはある。
正直な話、LOはカードパワーが高いデッキではないと考えているため、テンポよく削っていかないとパワーカード溢れる現代モダンを勝ち抜いていくことは難しいと考えていました。
ただ、《カニ》のいない1ターン目、《カニ》を出して《致命的な一押し》のない2ターン目、グダったときの3~4ターン目など、置けるタイミングはそれなりにありました。
ワンチャンあるならいいかなって感じです。
あとはちょっと注意が必要だなと思いました。
注意1 テンポ損は許容しよう
散々書いてますので今さらですが、テンポ損が気になるなら入れない方が良いと思います。
メイン後手の《地底街の下水道》、《殻船着の島》の土地2枚キープとか、下手すると何もできずに負ける場合があるので、その辺は許容できるメンタルが必要です。
とりあえずダイスに勝てるように日頃の行いに注意しましょう。
注意2 プレイングが若干変わる
今までの1ターン目は《殻船着の島》のタップイン処理を優先する場合が多かったですが、《湿った墓》の代わりに入れている以上、《地底街の下水道》を黒マナとしてカウントする必要がありますので、先に《地底街の下水道》を置かなければいけないケースが少なからずあると思います。
また、後半の手札に1枚の土地しかない場合に、今まではカニ用にフェッチを手札に残していましたが、おそらく先に諜報でドロー操作する方が早くなります。
具体的には、4ターン目で戦場に土地が3枚あり、手札が《汚染された三角州》と《島》のみのようなケース。
仮に《島》を出して次のターンに《書庫の罠》をドローすると、《廃墟の地》が起動できない場合に《汚染された三角州》でアンタップインの土地をサーチする必要があり、《地底街の下水道》で諜報する機会が遅れます。
そのため、トップから《カニ》を引くのをケアしてフェッチを残すよりは、諜報でトップ操作した方が良いと思われます。
7.まとめ
そこそこ使えそうだけど確定枠ではないよということで、すぐ抜ける場合もあるかもしれませんが、その際はご容赦ください。
(アップ直前にリスト漁ってたら2枚採用してるLOいて頭抱えてます)
最後までお読みいただきありがとうございました。
モチベ維持のため、よろしければ購入、サポート、チャンネル登録等よろしくお願いいたします。
それではよいLO(人生)を。
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