![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63835683/rectangle_large_type_2_ddb9757d65ff52a0047df5b8ccd392db.png?width=1200)
選挙と政治家と見えない世界
選挙ネタが続いてますが、今日も一つ。
今から10年以上前、リーマンショックで日本経済が揺れた頃にセッションでも「転職するべきか、どうか」など、お仕事の相談などが増えました。
お仕事はわかるんです。経済直結なので。
私が驚いたのは「保育園問題」。
この「保育園問題」は、それまで幼稚園に通わせていた層が、リーマンショックによる経済悪化の影響で家計を守るため共働きとなり、その結果、保育園の入園希望が殺到したことに端を発する問題で、当時、世のお母さん方の間では「どうしたら保育園に入れるか」の情報戦が繰り広げられていたのでした。
然るべきルートから様々な情報を入手されているママさんたちの中で、私のお客さまはそうした正規ルートだけでなく、セッションにいらして「保育園に子どもを入園させるために自分ができることはあるのか?」的なご質問をされて“見えない世界の情報”も取り入れる方が、その時急に増えていました。
もちろんお一人おひとりの情報は変わりますが(そしてその詳細は忘れてしまいますが)、私が今も忘れられないアドバイスが1つだけありまして。それは「地域の政治家に手紙を書く」というアドバイスでした。
その情報をセッションで受けとったのは、私の友人なのですが、私も友人も当時は政治に無関心。なので、この情報を伝える私も、受け取った友人も「は?」という状態。でも、ハイヤーセルフは頑なに「政治家に手紙を出すこと」を言ってくる。しかも、政治家は“誰でもいい”みたいな感じで、特にご指名もなく。政治素人の私たち、特に切羽詰まっている友人は「いったい誰にどんな手紙を書けばいいのよ‼︎(困)」と、ごもっともな悲鳴をあげていました。
だよねーーー。
でも、セッションではそれ以上の情報が出ることはなく、私は友人の健闘を祈るのみでセッション終了。セッション後、
友「マジでどうすんのよ、どうしたらいいのよー」
…という友人に、セッションの記憶がなくなる私はなす術なく。
とりあえず、該当地域の議員さんを調べてみて、リサーチして友達はある議員さんに手紙を書きました。めっちゃ面識ないのに。「こういう世の中で、保育園がいっぱいでとても困っています」と。
それが確実に功を奏したのか否かは、確かめる術はありませんが友人は無事になんとかお子さんを保育園に入園させることができました。よかった。
後日、友人は「正直、政治家って言われてまったくどうしたらいいかわからなかったけれど“手紙を出す”という明確な目的があるから、すごく身近に政治家さんを意識して、このセッションを受けてこんな情報を受け取るまでは考えつきもしなかった角度から色々情報を集める中で、知らなかったことを知ることができた。リーディングって、1+1=2という問題なら、その答えとなる“2”という答えがもらえるわけじゃないけど、巡りめぐって答えに繋がっていくのかもしれないね。面白い」と話していました。
そんな友人の話を聴きながら、私はひたすら「見えない世界なのに、政治家っていうカードも出してくるなんて。私も無関心じゃダメだな。もっと広く世の中みていかないと!しかもフラットに!」と思いを新たにしたことを今でもとてもよく覚えています。
あの時、私はセッションを始めたばかり。当時、ちびっ子だった子ども達ももうすっかり大きくなっています。
でも、どんなに時間が過ぎても「見える世界も、見えない世界も、どちらも大切」なんだなということは、今も変わりありません。
いざという時、頼りになる政治家は今の時代、なかなかいないのかもしれませんが、よくよく見回すと実は一生懸命ともに考えてくれる人はいるようなので。やはり、無関心でいるのではなく、しかも耳触りのいいことだけに耳を傾けるのでもなく、きちんと「知ること」が大切なのだと思います。
自分の住む地域にいざという時に頼りになる政治家さんがいたら、ほんと心強いですよね。もちろん、いざという時ばかりではなく。政治って日々の暮らしに繋がっているなぁとセッションを通して気づくことも多いです。