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『豊かさ』
今日はかつてLINEサロンで書いたものを、このnoteで加筆修正・変更しつつ、アップしようと思います。
読んだことがある方もない方も、よろしければ〜。
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『ハンタームーン』は古来から“豊穣さ”を象徴する月。獲物が最も豊富で飢える心配がない時期の『月』の呼び方。そんな『ハンタームーン』というワードによって私の頭に浮かぶのは平家物語の一節。
祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、
ひとえに風の前の塵におなじ。
…『平家物語』のこの一節、要はどんなに栄華を極めても、すべては移りゆくものなのだということかと。
平家物語は「滅ぶ」とか「塵」などネガティブなワードの放つ色合いが濃い一面がありますが、それは日本特有の感性なのかなと感じています。
例えば、これが海外になると「ずっと同じ栄華は続かないから、その恩恵に感謝して備えよ」という視点が出てくることが多い。もちろんそれは日本と海外の視点の違いのどちらがいい悪いでなく、どちらも味わい深いもの。
そして、それらを考慮しても「ハンタームーン」は「今ここ」の“豊かさ”にしっかりフォーカスしている感が“強い”。
興味深いのは、この『ハンタームーン』というワードによって私の脳内に『平家物語』が浮かび、そのモードにひたってから「ハンタームーン」の「今ここ」的な“豊かさ”を味わい、その先に対する“備え”について意識を向ける流れが発生していくという思考の流れ。
“豊かさ”は誰もが望むものではありますが、意外と「“豊かさ”を手に入れたら手に入れたで、次はそれを失う怖さ」を避けるために“(“豊かさ”を)望まない”という選択をする方も多いテーマです。
つまり、表層心理では「豊かさ」を切望しているのに、無意識では「豊かさ」を避けている場合も多い。
それは、日本人のDNAには「平家物語」の物悲しさが刷り込まれているからなのかなとチラッと思ったりしています。
有為転変。諸行無常だからこそ、日々変わることを恐れず“今ここ”にある「豊かさ」にフォーカスしてみようと思います。
***
…と書いて、noteをアップせずに寝落ちしてしまった昨日。テレビで隅田川花火大会を観ていたので、花火の写真を選んだのに。とほほ。
何より夢の中ではアップしていたので!
今朝起きて、ビックリしています。
寝ちゃったよ、寝ちゃいましたよ。
夏の疲れ、早くも溜まっていますが。
ぐっすり眠って、今日はとても元気です。
皆さまもご自愛くださいね。
よい睡眠、何よりの良薬です。
『豊かさ』というテーマはスピリチュアルでよく取り扱うテーマです。『豊かさ』のためのワークも色々あります。昔は“豊かさ”に苦手意識が強く、“豊かさ”と自分がかけ離れていることを感じていたのでこれを何とかしたい!と思って取り組んでいたテーマで、その度に色々な気づきがありました。
今は『豊かさ』に苦手意識はなくなり、フラットなバランスが割と保てるようになりました。
ここに至るまで、長く険しい道のりでもあり、楽しい道のりでもありました。そんな道のりを経て『豊かさ』というテーマを最近は俯瞰できるようになったかも。←頭の中では安室奈美恵ちゃんの『CAN YOU CELEBRATE?』が鳴り響いています笑。
遠かった怖かったでも 時に素晴らしい
夜もあった 笑顔もあった どうしようもない 風に吹かれて
生きてる今 これでもまだ 悪くはないよね
安室奈美恵
結婚式ソングなのに。
達成感的にフィットする名曲です。ね。