八百万の神の国
神無月の今月は毎朝「日本の神さまカード」を引いています。
一方で。
ゆっくり読み進めている古事記もイザナギノミコト、イザナミノミコトの国造りから天孫降臨の物語へとうつり、日本の神さまとの距離を深めている今年の秋。
日本の神さまは「八百万の神」と言われますが、本当に色々な神さまがいらっしゃるなぁと改めて実感する毎日です。
毎朝出てくるカードは“実りの秋”という季節を意識してなのか「あらゆる食の神」→「稲の神」→「漬物の神」と今週は「食シリーズ」が3日続きました。大きなテーマから細分化していく流れが見事。稲の神さまは「お米の国」の日本だからこその神さまで納得ですが、まさかお漬物の神さままでいらっしゃるとは。日本はなんと豊かな国なのだろうと、しみじみ嬉しくなりました。「お米→漬物」だなんて、ナイスチョイスよ!高次の存在!
そんなわけで。感謝の気持ちをこめて、日々の瞑想も今月は日本列島を俯瞰で眺めながらエネルギーの詰まっているような部分をクリアにすることを心がけています。でもね、私なんかができるのはほーんの少し、道に落ちてる紙屑を拾う程度のことだなぁと思うことしばし。
というのも。
瞑想しながらよくよく眺めていると、八百万の神々が至るところでエネルギーを流しているのがわかるので。彼らの方が、(当然と言えば当然ですが)人間なんかよりもよほど柔軟に楽しげに、そしてパワフルにエネルギーを動かして、この「日本」という国の調和をとろうとしてくれています。本当にありがたい。私はそんな彼らの邪魔にならないように、最大限の感謝を捧げ、彼らの許可を得てちょこちょこっとした落ちてるゴミを拾うばかりです。
そんな風に日本の神さまを意識して過ごしていると、彼らの素朴な愛らしさもたまらなく愛しくなってきます。でも、めっちゃパワフル。そして、本当に怒らせてはいけない神さまもいらっしゃる。
この島国に流れる四季に伴うあれこれにより育まれた豊かな感性がきっとこうした神々と調和する風土を創造してきたのだろうな。
これだけたくさんの神さまがひしめく日本。そりゃあ、たくさんのプレートに複雑な力がかかり、活断層も網の目のように分布もするよねーとなぜか納得してしまいそうになったりもしています。
そうした存在の前で、人はあまりに無力。
だからこそ、たくさん感謝して、自然と調和していくことが、たくさんの神さまのいる国で恩恵を頂きながら生きる知恵なのかもしれません。
今朝の茨城の地震もそうですし、今夜の小笠原の台風20号も気になります。自然と調和できるよう祈りつつ、今夜は少し長めにヒーリングしながら秋の夜長を過ごそうと思います。