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今だから思う「アセンション」のこと。


「アセンション=次元上昇」という言葉がスピリチュアル界隈で話題になったのは、かれこれ10年以上前になる。当時の私は、エネルギーヒーリングやリーディングをがっつりとスクールで学ぶ日々を過ごしていたので、なかなかの渦中にいたはずなのだけれど、私はあまりワタワタしていなかった記憶。

アセンションするったって、こんなにオーラがゴミだらけでできるわけがなかろうがっ‼︎

…と思って、日々瞑想に次ぐ瞑想、爆破に次ぐ爆破で目の前の自分のエネルギーを調えることで精一杯だったんだろうな。ふ。

でも、共に学ぶ人たちの中には「アセンション」について真剣に考える人もいて、熱心に先生に質問とかしていたっけ。そのおかげで、私はその言葉を知ったくらいだ(基本的にはあまりそうしたスピリチュアルなことについての興味が今も昔もない私。知的アンテナが高いそうした同級生たちに色々教えてもらったなぁ。ありがたし)。

先生は

「アセンションとは、地球の波動が上がること。例えるなら、犬がブルブルっと身体を揺すって水滴やノミを振り落とすようなもの。地球は地球自身のために波動をあげる。そしてスッキリする。それがアセンション。人類がどうかなんて地球は関係ない。せいぜい振り落とされないように私たちはするしかない」

…的な説明をしていて「マジか……地球に振り落とされちゃうのか私……」と思った記憶。あきらめが早い笑。だから、あまりワタワタしなかったんだな笑。

あれから10年以上経って。

私が思っていた「アセンション」とは違っているけれど「これがひょっとしてアセンションか?」と感じている日々。

スピリチュアルな考え方がわりとメジャーになってきたり、お金さえあれば一般人も宇宙旅行に行けるようになったり、終身雇用神話が崩壊し、コロナの影響でリモートワークの選択肢も増え、働き方がどんどん自由になっている中。一方では陰謀論の隆盛から始まって、フェイクニュースが当たり前に拡散される情報戦とドローンを使った最新兵器も使われる戦争が現実に行われている今。

何を信じて何を信じないかは、人それぞれな時代になっていて。

2022年の地球という同じ場所、同じ世界線に生きているはずなのに、全然別の場所に生きているように視える人がいる。よくも悪くも。ね。

10年以上前に私が思った「アセンション」は、もっと物理的に目に見える形で、同じお盆の上に載っている私たち人類が、わかり易く「せーのっ」で一斉に振るい分けられるイメージだったのに。

そうじゃなかった。

実際はジワジワと、なんなら五月雨式に各々のタイミングで自分が選んだ場所に進んでいく感じ。

結局、自己責任かーーーいっ‼︎

…みたいな、なんだか「幽霊なんかよりも怖いのはやっぱり生きてる人間だよね系」の癖の強いホラーを読んでいる気分になってます。

選べるから。
選ばないと。

これは自分の意思に関わらず、次々と自然災害に襲われるのとは、また別の怖さがあるなと感じます。

もちろん、これから自然災害は加速していくことも容易に想像ができるので(なるべく何とかしたいけど)、これがプラスされるとさらに怖さマシマシ。

いや、脅してるのではなく。

「怖さマシマシ」コースを選ぶのか。
「思いのままに望み実現」コースを選ぶのか。

私たちは「選べる」という話で。
もっと言えば、結局何を選ぶのかは「モノの見方」が違うだけで元は1個だったりするんだけど。

その「モノの見方」を真剣に選んでいけば、ブルブルっとする地球から振り落とされないのかも。ね。

そんな風に思います。

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