良い物を買うのに必要なこと

その昔、私は買うのに安ければ安いほどいいと思っていた。
今でも品質と値段のバランスを見てコスパの良い物を選ぶ。

今まで色々な物を買って試してきたけれども、何がいい買い物
だったかと問われると購入金額の高かった物が多いんだよね。

例えばコーヒーミル。
私が最初に買ったのは3000円の電動ミル。

後々コーヒーの勉強を重ねていくと、やっぱり高いミルは粒の
大きさが均一で素晴らしいということを学んだ。

それからコスパの良いと評判の手挽きのミルを買って試したものの
悪くはないけど使ってみて不便な点が目立ち、結果としてイマイチ。

そこで、将来の為と思い切って世界最高峰のコマンダンテという
4万円程の手挽きのコーヒーミルを購入してみた。

使ってみると値段の意味がわかった。
使うコーヒーミルの時点で味が決まると言っても過言ではないよ。

そのくらい違うし、性能だけじゃなく耐久性も素晴らしい。
良いものは高いというのは全てにおいては大袈裟だけどやっぱり
正しいと改めて思った。

でもそれって買わなければわからなかったこと。
だからこそ高いものは自分で買って使ってみないと本当の価値は
わからないんじゃないかな?

自分にとっての価値と他人にとっての価値は近いものはある。
でも完全に一緒じゃないから使ってみて割に合うかどうかってのは
実際に試さないとわからないよね。

私にとってはこのコーヒーミルは本当に買ってよかったものだけど、
同じようにコーヒー好きの人が買ったとして、もう少し値段が安くて
性能はそんなに劣らない素晴らしい物や見た目がお洒落な物もある。

その人にとってはそちらのミルが良い物であるだろうし、そこまで
こだわらない人にとってはもっとお手軽な商品もあり、今なら100均の
DAISOですら500円商品で出しているくらいだからそれで十分な人も
いると思う。

すなわち人の価値はそれぞれだから、情報を得て試したとしても
合わないものもあるんだから実際に試してみるのが一番。

そして高いものは高いなりの理由がある。
それを知るには実際に自分が使わないとわからないので、買うなら
『品質が良いから高い物』を選ぶ方が失敗しにくい。

仮に失敗したとしてもなぜ高いのかは学べるはず。
安い物を何個も買って失敗するよりかは、高い物を一つ買って長く
使う方が今後の買い物のスキルも上がるしいいんじゃないかな。

悩んでいた次に買う牛刀も後悔しない素晴らしい物を買ってみるよ。
私は良い物を買い、学び、そしてより良い物に出会う。

金で買える経験なら買ったほうがいいに決まってる。
これが最終的に一番良い物を買える人になる方法じゃないかな。

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