広い視点で捉えると見えてくる景色がある
1つ1つの仕事って実は繋がってる。自分の仕事の先には何があるのか?
誰かが使うものを作るなら正確でレベルの高い商品が作れる方がいい。
誰かの為に行うサービスならお客様がより満足できることを提供した方がいい。
我々の仕事は、畜産業で豚を育ててくれた人、その豚を捌いて卸してくれる人、
それを配達してくれる人から受け取った豚肉を、叩いて筋切り等の仕込みをし、
とんかつとして調理してお客様に提供している。
その中でも仕込みをする人、揚げる人、揚がったとんかつを盛り付ける人、
それをテーブルまで運ぶ人、多くの人を経由している。
そして行き着く先はお客様の元。
仕込みのレベル、揚げ方のレベル、盛り付けるレベル、提供するホール担当の
レベル、それら全てが高いものであればお客様にはきっと満足してもらえる。
しかし1つでも欠けてしまうとせっかくの味や見た目、雰囲気が損なわれる。
そして逆に欠けている部分を、限度はあるものの補ってあげることも出来る。
例えば大切に育てた豚を丁寧に処理し、新鮮な状態、最高の状態で仕入れても
私の仕込みや調理によっては台無しになる恐れもある。
同時に我々の仕事が完璧に近いものだとしても、仕入れ先の仕事レベル次第で
出来上がりに差は出るし、クオリティの上限値は決まってしまうのだ。
だからこそ信頼できる業者さん、配達の方から物を仕入れる必要があるし、
自分たちの仕事のクオリティを高める努力は常にしなくてはならない。
自分の仕事の先にあるのは何か?最終的に行き着く先は?
それが分かると気を引き締めて働かなきゃなって改めて思う。
テキトーな仕事ではお客様の満足は得られない。
小さな事でも積み重なっていって最終的にお客様への提供に響くからこそ、
分かる人には分かっちゃうんだよねぇ。
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