かえれまてんが嫌いなんです
若いユーチューバーがよくやっている、「○○を100コ食べきるまでかえれまてん」とか、「○○を10000円分食べきるまでかえれまてん」とかの、大食い企画に、どうしても嫌悪感を感じてしまいます。食べ物を食べるってのはさ、生き物を殺して命を頂いてるって事じゃんか!それなのに、有り難がるんじゃなくて、苦しんで嫌がりながら無理して食べて、それをエンターテイメントとして見せるって、なんかさ、すごく下品だしアタマ悪くないか?なんつうか、「育ちが悪い人」と思ってしまう。
うーん。
これは時代のせいなのか?私の頭がかたいのか?若い人たちはああゆうの面白いと思うのか?
確かに、私だって、飢えに苦しんだ経験なんてないし、逆に子供の頃、お腹いっぱいなのに「残しちゃだめでしょ!」って怒られて、苦しみながら嫌々食べきった、っていう経験のほうが、圧倒的に多い。
だから、肌感覚として、食べ物は有り余ってて、つらいけど我慢して平らげるべきもの、って感覚になるのはわからなくはないんだ。でもなあ…
うーん。私はキレイごとを言ってるのかな?私だって、食べ物を残したり棄てたりたくさんたくさんしてきたよ。食べ物を粗末にしちゃいけないって口では言いながら、たくさん粗末にしてきた。コンビニやスーパーでまだまだ食べられるものも、期限が来たら棄てられていく。そんな風にまわってるシステムの中で、コンビニで買い物する事自体が、間接的には食べ物を粗末にしている事になる。私もそのシステムに加担している。
ああ。考えれば考えるほどわからなくなる。飢えることは絶対に無い。それどころか、「超美味しい」以外は食べたくない!と思えばそうすることも容易な現代。
何だって手にはいるし、むしろ有り余ってるのに、なんでこんなに満たされないし、欠乏感があるのか?
答えが出ない。
答えが、答えがでないんだよう!