寝て食って寝る、そんな狂気じみた日常

朝。


目覚ましが鳴るが、身体も瞼も動かない。


結局、布団から這い出たのはお昼すぎ。


腹が減ったので、寝間着姿のままで車に乗り込み、徒歩でも行ける距離のスーパーへ。


そこで、昼と夜分の弁当やグラノーラを買い込み、また自分の部屋へ戻る。


部屋へ戻ると、パソコンの電源を入れ、タバコを吸いながらアニメかドラマを見る、あるいはユーチューブをただ流す。


グラノーラは、牛乳をひたひたにして食べるのが好きだ。


普通のやつじゃなくて、チョコバナナだからちょっと背徳感もあったりする。


グラノーラを牛乳とともに腹へ流し込み、食器を洗うが、世間一般、普通の家庭より短時間で終わるから、結局、暇な時間が多くなる。



外へ出て、運動することもない、誰かから呼ばれることもない、自分だけの時間。


自分だけの時間ではあるけれど、何もしないことに怒りが湧いてきて、その怒りを格闘ゲームにぶつける。


ゲームに飽きたら、エロ動画を探し、いいのを見つけたら、布団へ入る。


そして、眠りに付き、気がついたら夜の23時。


飯を食ってない、ぐぅぐぅとなる腹の虫を水の一気飲みで黙らせ、布団へ戻る。


そして、また眠りにつく。


それの繰り返し。


なにか変わるとすれば、たまに近所のすき家かラーメン屋でにんにく大量のラーメンを食うこと。


後はほとんど一緒。


何も変わらない


気が狂いそうになるほど、普通の日常だった。

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