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入院までに準備すること(全身麻酔での手術の場合)
甲状腺乳頭がんの告知から入院までの約1ヶ月半の間にしたこと。
入院に向けて
入院グッズの用意
術後はひと晩ICUに入るため持っていける荷物が限られると説明を受けていたので、1泊分の荷物と術後に家族に持ってきてもらう荷物の2パターンを用意した。
具体的なアイテムは、実際に入院された方のネットの情報がとても役立った。用意してよかったもの、逆にいらなかったものがあって長くなりそうなので、また別の記事でまとめることにする。
高額医療申請
マイナ保険証にすれば申請不要とのことで、このタイミングで切り替えることにした。告知を受ける少し前にマイナンバーカードの更新のお知らせが届いていて、早々に手続きした自分、グッジョブであった。
保険書類の取り寄せ
わたしが契約している保険会社では、ネットでダウンロードできるケースとできないケースがあった。
くわえて主治医への確認項目があったりして、次の外来で確認しないと次に進めないというオチもあった。わたしは術後に手続きしようとして気づいたので、あらかじめ確認しておくと◎
何より、がん保険に入っていてよかったなと思った。
歯のメンテナンス
全身麻酔で行われる手術では、呼吸の管が入ることで抜けるリスクがあるようなぐらぐらする歯がないか聞かれる。くわえて術後は、口の中の細菌が原因で誤嚥性肺炎を起こす可能性があるらしく、念には念をという温度感で歯石除去をすすめられた。
入院直前に歯科を予約して、歯のチェックとクリーニングをしてもらった。
プライベートのこと
自分の情報をまとめる
万が一、手術中に何かあった時のために、銀行口座やクレカ、パスワードや契約している保険、友人の連絡先などをまとめておくことにした。
ダイソーで「もしもノート」というのを売っていて、項目にそって記入するだけなのでおすすめ。いくつか種類がある中で、わたしの場合は「じぶんノート」と「おかねノート」の2冊があれば足りた。
扱っている店舗は、ダイソーの在庫検索アプリで調べられる。
家庭のことをまとめる
家事・育児はほぼワンオペだったので、家の中の引き出しには何が入っているかを書いたシールを貼り、Googleスプレッドシートに子どもの薬や保育園に持って行く物なんかをまとめて夫に共有した。
入院の前日と当日には、数日もつようなお惣菜を作っておいた。
職場への共有
共有範囲について考えて、病名を知らせるのは上司のみにすることにした。職場にもよると思うけれど、わたしの場合は入院期間は有休をあてることにしたのと会社への報告は不要という前提があったので選択できた。
同僚へは知らせないと判断したのは、今まで通りに過ごしたいという思いと「病気のことを知らない人ばかりの場所」があることが気分転換になるから。これを書いている時点では友人にも知らせていない。
このほかにも子どもの七五三のための産着の仕立て直しや予防接種、家族の誕生日とイベントの多いタイミングだったので、1ヶ月半でギリギリ準備を終えた感じ。
使っていないアカウントやクレカの存在に気づいて、定期的に整理しておいた方がいいと痛感したものの、その時間はなかったので退院後に整理することにした。
声を録音しておく
術後は声がかすれるケースが多いそう。リハビリをして数週間で戻るけど、元の声に戻らない可能性もゼロではないと。
こればかりは人によるので、子どもに読み聞かせできなくなることもあるのかなと本を1冊読む声を録音しておいた。
入院までの心境の変化
告知された直後は、やはり落ち込んだ。翌日はずっと胸がバクバクしていた。
と同時に「こんなに早くがんになるとは思わなかった」「後悔しない生き方ができているのか?」という気持ちも芽生えた。
夫や実母は「今見つかって良かったと思おう」「落ち込むんじゃなくて、前向きに捉えよう」とポジティブに背中を押してくれたので、割と早い段階で気持ちを前に向ける意識ができたように思う。時々、凹みながらではあるのだけれど。