義父の法事に想う事

今日は義父の法事だった。
義父は言葉少ない、寡黙な人だった。
私がいても何か話すわけでも無く、最初はよく分からない人だなぁ💦と思ってたくらいだ。
義母いわく「家には女の子がいないから、扱いがわからないかもね」との事だった。

義父が癌になり1度だけ立ち上がれなくなり、介助をした事があった。
まともに介助は出来なかったが、あれが最初で最後の私がお手伝いした事だった。

その後1ヶ月もしない内に、義父は旅立った。
葬儀の前日に、実父に電話をしながらなぜか泣きじゃくった。
私は義父ともっと話をすれば良かったと。
理由はわからない。

あれから10年近く経ち色々忘れていたのだけど、義母が話してくれた家の長女との思い出話があった。
長女が小さい頃、自転車の補助輪を取る練習を義父がしてくれていたと。
普段の様子からは義父から孫に何がするって人じゃなかったのだけど、それは義父から長女に声を掛けてくれていたそうだ。

その話を聞いて「私は義父には何も出来てなかったと思っていたけど、実は義父に親孝行できてたのかな。」と思えた。
またじんわり、涙が出てきた。

お義父さん、孫達を可愛がってくれてありがとうございました。
お義父さんの命にありがとう。

#命にありがとう
#家族

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