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んで、3ヶ月 2023-7-1

なーんかあっという間ですね。もう7月ですって。週1でも意識してnoteの更新してみようかな。そんなことをまた言ってみる。あ、きしめんです。

社会人になってみてはや3ヶ月。まだまだ研修で新人で、忙しくはないけどやることはある。
自分が入ったのは同期がそこそこ多いところで、小中学校のような寝ても覚めても一緒にいる集合研修を数ヶ月受けていたら自然と仲の良い人ができてきた。正直大学の頃より声かけやすい同期/友達が多いと思う。ありがたい。まだ定時で帰らされるし、一緒に映画を観たり、ボードゲームしたり、バーに行ってみたり、自分ではいくことのないであろう野球観戦に行ったりしている。
就活の頃から、「働く環境ばっかりは中に入るまでんからんし、結局運だよなぁ」という話をさまざまな方面から耳にしていたけれど、今のところ当たりを引いた気分でいる。なんだかやっていけそうだから、なんとなくやっていこうと思う。さて、1年後にはどう思ってるんだろ。

とりあえず、平日働いて、じりじりと休日が近づいてくることには慣れてきた。

平日をもっと有効活用できたら良いなのになぁとは思っている。電車でも寝てしまうし、帰って夕飯食べても寝てしまうし、夜ももちろん寝てしまう。家にすぐ帰らなければ、例えば映画館などに足を運べば時間を有意義に使えた気になる。でも毎回そんなことができる体力も金銭的余裕もないわけで。何事も生活リズムと体力なのかなぁ。

そして休日。自分を含めてだれもかれも土日しか時間をかけて遊べる余暇がなく、従って予定が埋まってしまうから、早めに予定を擦り合わせなくてはならない。それが少しめんどくさい。チケット予約に混み合うイベント以外はせめて1ヶ月…いや譲って1ヶ月半くらい先から前もって決めないと都合が合わないのが、ね。たぶん一般にそういうもので、全くもって誰が"悪い"とかはないんだけど、単にめんどくさい。実際大学の時からそういうのはあったけど、社会人になって土日"しか"ないことを痛感すると、より、こう、その対極にある、好きな人達とパッて集まれたら最高だよね〜という想いが湧いてしまう。

とまぁぐちぐち行ってみたものの、幸運なことにまだまだふらふらしながら生きることができてます。この3ヶ月間だってちゃんと好きなものに触れた。響け!ユーフォニアムを観たり、映画ならワイスピもリトルマーメイドもスパイダーバースもあった。小説だと円城塔の「バナナ剥きには最適の日々」と「これはペンです」を読んだ。いまはケンリュウの「もののあわれ」を進めている。そういえば翻訳短編の「スリーピーホロウ」を読むことができたのは面白かった。あとスパイダーバースの影響で久々にアメコミを読み進めたりしている。やっぱり面白い。それとは別にアランムーアのプロビデンスの2巻も読んでいる。タランティーノの小説はかじっただけで積んでいるけど、いつか読む。

昨晩は滑り込みでダウ90000の「また点滅に戻るだけ」を配信で観た。声出して笑えたから、あと1週間は大丈夫。終盤、入り組んだ恋愛模様にのせて、オリジナルと影響や引用や剽窃の話を忍ばせていた。人と人との相互関係の曖昧さや相補性の話でもある。こういった自分では端的な言葉で表すことのできない"それ"を受け取ることができるから、空気を作り上げる作品というものに触れているんだよな、と思う。

ただ、端的な言葉でその空気を表してくれる人もいる。

数日前に歌集を買ってみた。短歌の歌集だ。「お〜いお茶の俳句にいつも目を通してんだよね」と彼女に話した時に、ふと歌集を欲しいと思っていたことを思い出した。短歌と俳句はもちろん違うと知っているけど、似た位置にあると思うくらいには素人だ。なぜ短歌の歌集が欲しいと思っていたのか、その原因は色々と考えることができて1番大きい要因が掴めない。ちはやふるの影響か、円城塔の小説を読んで「文字は情報の媒介のみにあらず、それ自体に物理的な意味を感じ取ることができる」という思想を得たからか。はたまた、自分がハマった日向坂46に在籍していた宮田愛萌さんの影響かもしれない。欲しいと思ったのは木下龍也さんの歌集で、かつてオモコロの記事でシャニマスの短歌を詠んでいた。もちろん、その短歌に胸を打たれたのも、一因である。

じっくりと読んでいるので進捗はまだ半分くらいなのだけれど、その中で気に入ったものを引用して終わろうと思う。

昔より優しくなった死にたさに
「どうしたんだ」と問いかける夜

「オールアラウンドユー」 木下龍也

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