アタック25の話(6)

2022年4月10日、大阪市某所。予選会は午後からだった。

私は近鉄特急「ひのとり」で名古屋から移動したが、途中降りる駅を間違えてしまい、予選会にはやや余裕のない到着だった。そのため、直前の勉強はあまりできなかったが、予選会には地上波時代から参加していて、問題の傾向はあまり変わらないと読み(願望含む)、時事問題中心に事前勉強はしていた。

(2)でも書いたが、予選会は記述式の問題が30問ほど(問題数自信なし)があり、内容は時事・いわゆるベタ問(定番問題)が半々。定番問題は今までの知識で何とかして、時事で稼ごうと考えていた。それでも時事で落とした問題はあったが、終了直前になって答えをひねり出した問題もあり、筆記は無事に通過。やはり、終了してから通過者発表までが一番緊張した。
※予選から月日は経過していますが、出た問題の内容については口外しないように言われていたため、ここでも公開は控えます。

筆記試験を通過し面接へ。写真撮影を行ったあと、一人ずつ番組の担当者と面談。一人目の方は「99人の壁」参加経験があり、私と同業者(介護関係)だという。二人目の方は運動が趣味と語っていた。その後いよいよ自分の番。しかし、私はここに来て面接が圧倒的不利だと思っていた。なぜならば、「Next」になってからBSということもあり、放送を観ていなかったからだ。実際、私以外の参加者の方々は大半が放送を観ていると回答。ここでふるい落とされるのではと考えていた。

それでも、放送を観ていないことは素直にお詫びし、これからは観ますと話た上で面接スタート。面接ではスポーツ観戦が趣味、名古屋在住だけど阪神タイガースと埼玉西武ライオンズのファン、最近はクロスバイクに乗っているなどの話をさせていただいた。1分程度で面接は終了、筆記通過者発表前ほどではなかったが、やはり緊張した。

すべての予定が終わり解散。大阪難波駅に着いた頃には、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が完全試合を達成したという一報。ニュースを見聞きしながら、名古屋へ戻った。

予選から約1ヶ月後の5月5日、一通のメール。予選合格を伝えるメールだった。ここから1年間が出場資格。夢はつながった。

次回からは出場準備編、出場編と続きます。

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