【太宰治】「正義と微笑」を読む
先日、太宰治の『正義と微笑』を友人の勧めで読んだ。
そのことについてここに記す。
この物語は、実際にいらっしゃる俳優さんの日記が元になったものだ。
ぼくの感想としては、是非若い人、特に進路に悩んでいる人に読んでほしいと思った。
この物語の主人公である進は、自身の理想や進路に葛藤する。
その葛藤は、妙に生々しくて、おそらく誰しも一度は経験したことがあるものだろう。
また、この物語には「なぜひとは勉強するのか?」という問いがあり、ここの箇所は一読の価値がある。
意外に自分の適性は自分では分からず、周りの人間がそれとなく知らせてくれるものだ。
そこにいかに気付けるかが、ポイントなのかもしれない。