第四回零度杯に参加して(20240914)
先日零度氏主催のCS「零度杯」に参加し
若干のトラブルがあり参加者の方々には申し訳ないですが4位入賞させていただくことができました
現状の環境と傾向、また自分のデッキの強みや課題など
CSに参加して見えた点があるので記憶が新鮮なうちに備忘録として言語化しようと思います
1.デッキ分布
サイド構築にあたりある程度参加デッキの予想を立てますが
ライゼオルを筆頭に時点でマリス、スネークアイあたりかなーなんて考えてました
で、実際の分布が
まず気になった点がスネークアイの数
ある程度はいるものかと思っていましたが…
割と己の好きを貫く方が多い印象
時点で青眼の数
ストラクの完成度が高く誘発受けも良い
何より人気テーマですから何人かは使うかと思っていましたが
総量を見ればトップシェア
直接相まみえる機会はありませんでしたが
型としては破壊剣と組み合わせEXメタを盛り込んだ型が少し厄介に感じます
今回はライゼオルのトップシェアは予想通りでした
もうしばらくは全体で見てもライゼオル中心にメタゲームが行われそうです
2.使用デッキ
2-1 デッキ内容
今回は魂のデッキであるサンダー・ドラゴンを使用しました
選定理由は
まず、好きなデッキであるということ
超雷竜の影響を一切受けないデッキは非常に珍しいこと
除外されてもデッキへの影響が少ないこと
深淵の獣を多く採用しても自分のカードに利用できるため腐らないこと
上記が主な理由です
2-2 対戦してみて
まずライゼオル
基本戦術がssからのサーチ連打ということで
超雷がめちゃくちゃ刺さる相手ではありました
超雷の破壊耐性、発動する効果を有しない点も相性がよく
先攻を取れるか、相手の解決札に対しての回答があるかという点が重要
ライゼオル視点、マリスメタとしてロンギを採用している構築と当たりましたが
今後ロンギの採用が増えるようであれば優先権があるうちに除外効果は使っておきたいところ
相手がガメるタイプならメイン開始時に雷龍融合のサーチを使う、コラプワイバーをとりあえず出す等
2戦目以降はロンギを意識したプレイングにした方がいいと感じました
マリス
こちらの基本戦術である超雷が機能しにくいという点で
現在よく見るデッキの中では苦手対面
深淵の獣によるリンク値狂わせ、復烙印くらいしかメインでの回答が無く
サイド込みで戦わなければならない相手で少ししんどかったです
今後の数次第ではサイドの枠をもう少しマリスメタに寄せるかもしれません
3.採用カード
3-1 デモンスミス系
まずデモンスミス系の大量投入
サンダー・ドラゴン(以下サンドラ)は「1枚初動のカードが無い」という現代環境において致命的な弱点を持っています
その致命的な弱点を補うために1枚初動で他のギミックにアクセスできるデモンスミスに頼る必要があります
個人的な感想ではありますが
っていう流れをデモンスミスからベアトを使う上では無駄のない非常に綺麗な動きだと思っています
デモンスミスが発表された際に
なんて「魔を刻む1枚から超雷作れます!」みたいな情報が出回ってきたんですけど、これは紅涙がいない時でさえ動きとしての魅力を感じられませんでした
というのもリンク2をリンク2の素材にしてできることが+超雷っていうのが他デッキのデモンスミスの使い方と比較しても非常に見劣りする盤面だったからです
だったらスネークアイの動きに近いことを他のカードでやればいいのではないか、と思ったのが今回の構築であり
同様の動きが通るのであれば環境でも通用するのではないか
と判断したきっかけです
デモンスミス系はこのデッキが
「ベアトリーチェを作ってコンボパーツを落とす」
という動きを最大限活用するためにした構築であり
その流れを安定させるために大量投入しています
3-2 サンダー・ドラゴン系
サンドラの採用枚数についての考えです
雷電×3
これは雷電龍が相手ターンでも使用可能であり
次ターンのドローの質を上げる可能性があり
何もない状態で手札から発動できる効果をもっているから
です
重ね引きだけが怖いですが、2枚までならギリギリなんとかなります
3枚重なった時は諦めです
サンドラにおいて手札で発動できる効果は
超雷のss条件を満たす必須条件です
ベアトで落とすことを前提に雷鳥の数を増やすと
太陽電池メンns、efに対して無効効果を撃たれた際に
手札で発動できる効果が無く、超雷のssにつなげることができません
誘発を受ける前提でデッキを構築する際
盤面や墓地の影響を受けずに発動できる効果は非常に扱いやすく
雷神を出した際に相手ターンに除去が撃てる可能性があり
除外または場→墓地に送られた際サーチ効果を持っている雷電は
臨機応変な取り回しができるため3枚採用しています
雷獣×2
雷獣は除外または場→墓地へ送られた際にデッキからサンドラ名称をssできる展開効果と手札から捨て墓地・除外先のサンドラカードを手札に戻す回収効果を有しています
サンドラを握ったことがある人はわかると思うのですが
雷龍融合の墓地効果を使う際
雷獣をサーチし雷獣効果で融合回収
融合発動して雷神+原種+雷獣→雷神
みたいなことを非常によくやります
サンドラは融合することでリソースを回復するため
そのリソース回復手段を手札に抱えるため雷獣の回収効果は非常に強力なのです
つまり、展開用にさっさと墓地へ送る雷獣しかデッキに入れいていないとすぐに息切れを起こします
雷獣1なら割り切って融合と雷電、雷神を抜いて
雷獣・雷電・雷鳥・超雷各1
みたいな構築になります
こうなるとその中の何かを引いたとき動きが非常にもったいなくなっちゃいます
雷鳥×1
上記でも少し触れましたが
ベアトで墓地送りを前提としているなら枚数が多くてもいいのでは?
と思うところですが
雷獣・雷鳥は「これだけ引いても何もできない」筆頭です
雷鳥は雷電efでサーチできるから強いのであり
もともと手札に抱えるよりもその分を他のコンボパーツや誘発・誘発弾きのカードとして握ることができるほうが優秀です
超雷×3
これは2でいいです
このデッキの象徴のようなカードなので3枚入れちゃってますが残り1をリンクリボーにした方がデッキがよく動くと思います
雷神×2
打点・リソース回復と主に自ターンに盤面破壊をする役割
リソース回復用に2枚あった方がいいです
3-3 深淵の獣系
サイドも合わせるとフル投入しています
ベアトで落とした雷獣を除外しながらssするのがメインですが
光・闇を使わないデッキが今はほとんどないため
メタとしても刺さることが主な理由です
マリスにさえ、マリス側の深淵の獣効果にチェーンすることでリンク値を1減らせます
腐っていると思った場面が無く、現状非常に強力なカテゴリーだと思いました
紅涙や太陽電池メンとアンヘルを出せる点も非常に強力です
また、復烙印がマリスメタとして機能する点もおまけにしては十分すぎる性能でした
烙印の獣は冥王結界派や一滴等を躱す際に使えると思ったこと
フリチェの盤面1枚除去が普通に優秀なこと
これらを踏まえて採用しています
3-4 サイドデッキ
ドロール&ロックバード、次元障壁はライゼオルを重く見て採用しています
どちらもライゼオル以外でもデッキによっては詰むレベルの性能ですし
環境がマリス一色にならない限りはこの2種類は割と手堅いと感じています
カオスハンターはマリスを見て採用しています
3枚目は郵送が間に合わず入れられませんでしたが
ロンギと異なり自分は除外ができるという点がこのデッキにおいては非常に強力だと思いカオスハンターを採用しました
相手の動きをトリガーにしますが、自分のターンにも出せる点も評価ポイントです
4.展開例
サンドラを絡める、となると結局1枚初動はないため
デモンスミス+αを想定してルートを考えます
ベースとなる動き
これからの展開例は基本的に魔を刻むor詠聖の召喚権無し初動、またはルリーor紅涙nsの初動を想定しています
念のため展開例を記載します
基本的に墓地の枚数が少なくなる詠聖スタートを意識しています
ルリー素引きの場合は最初のルリーssの部分をnsにするだけです
紅涙素引きの場合はnsから魔を刻むを墓地へ送り、鎮魂棺Lsから2体目の魔を刻むss、墓地の魔を刻むefで鎮魂棺戻してssして大聖棺です
4-1 深淵の獣
上記展開を前提に場に大聖棺とベアト、墓地に雷獣がいる前提で話を進めます
上記展開は深淵の獣だけでなくワイバースターを引いてるときにもできる展開になってます
デモンスミス展開のために召喚権を切っていしまっていても最低限持っていける盤面です
4-2 コラプ派生
墓地から除外するサンドラは闇属性であるため
コラプ素引きの際にそのままではサンドラの展開に触れられません
ですので最初に書いた基本展開にコラプを挟み込みベアト召喚過程でワイバーをサーチします
ラクリモーサが除外先を対象に取れることを活かし
大聖棺のリンクに魔を刻むを使わないことで
自身の蘇生効果と墓地に紅涙を残しながら深淵の獣ルートと同様の展開ができます
4-3 太陽電池メン
太陽電池メンはnsの必要があるため
ルリーや紅涙を素引きしてnsしなければならない時には展開できません
しかし、太陽電池メンには太陽電池メンなりの強みがあるため紹介します
上記レシピにないリンクリを入れた前提で動いてますが
ベアトを作らなくても送りたい札を墓地へ送れるため
リトルナイトを作ってサンドラの起動ができます
4-4 深淵の獣+太陽電池メン
デモンスミスギミックだけでなく
本来はこんな感じで動いていた、にデモンスミスを+した動きです
2素材ウーサ+超雷を作りながら
墓地に相手ターン中神聖棺を付けたディエをssするプランを残した形
深淵の獣が闇のLv6、太陽と紅涙が光のLv4であることを活かして
盤面によってはアンヘルを作った方が強かったりしますが、基本ということで
5.おわりに
記憶が新鮮な内に駆け足で残しておきました
読みにくい内容であるとは思いますが
もし誰かの構築のヒントになれたなら記録を残すことも悪くないなと思います
思いついたことを追記するかもしれません
その際は最初に追記の旨を記載しようかと思います
以上
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