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虹の橋天国までも駆け上がる



歌日記



「朝ちゃん、こんばんは。今日は、こちらも少し暖かでした。」
という始まりのメールが信州の親友から届きました。

「ホームコンサートから帰って、いくつか歌日記を詠みました。
肝心なことは、まだ言葉になっていない気がするけれど、感謝をこめて贈ります。
痛快で温もりのある本当にいいコンサートだったね。他のどこにもないコンサートだったと思うよ♪」

大熊が踊りながらに街を行く白昼夢見るベースの音に

ウッドベースとピアノの音に誘われてサンタも来ましたスイートホーム

虹の橋天国までも駆け上がる心はベースのリズムに乗って

「元気な私を見てもらえてよかった」と澄んだ声にて友は挨拶

日本では徳川時代にイギリスで作られしとうベースに触る

「この楽器は僕よりも背が高いよ」と聞いてベースの頭に触る

ジャズピアノに楽譜は無くて記号見てアレンジすると聞いて驚く

里枝子

私からの返信


「里枝ちゃん、有り難う!
短歌から、あの日の空気が伝わってきました。そして、里枝ちゃんが中山さんのベースに触れたり、ピアノの森さんと話したりしている様子も想像できました。ライブを体感してくれてありがとう!!
実はね、記念撮影のとき、私の横にベースがあったものだから、そっと、内緒で触ってみました。あったかかった!!痛快で温もりのある中山英二さん、その人そのものだと感じて、ジーンとしました。」朝子

『ノユーク・チャイpresents vol.10のホームコンサート』


中山英二・森久美デュオライブ
中山英二(ベース)  森久美(ピアノ)
日時 2024 12/17(火) 14:00開演
会場 ノユーク・チャイ
おかげさまで10回目のホームコンサートを無事開催することができました。
中山英二さん、森久美さん、そしてお客様、スタッフのみなさまに感謝しかありません。


当日は、風の杜の山口さんと、ジャム工房の根岸さん、遠くから参加してくれたパステル画の内田康子さんからも素敵なクリスマスプレゼントがありました。


また、記念日焙煎珈琲「セブンスヘブン」もフリードリンクも大好評でした。本当にありがとうございます!!
会場には、私の憧れでもあった大きなクリスマスツリーも光を放っていまして、なんと中山さんと森さんによるクリスマスソングジャズバージョンまで!!これにはびっくり!!お二人からの特別なプレゼントでした。みんなでクリスマスの雰囲気に浸りました。


そして・・・曲の終盤は「Eternity in the Moment(その瞬間にある永遠)」から「セブンスヘブン」でした。感動!!
素晴らしい至福のジャズをご縁のある皆さんと笑顔でご一緒できて、心はセブンスヘブン!(これ以上ない喜び・最上の幸せ)
写真撮影に協力してくれたみなさま、そして撮影してくれた娘の神山きづなさんにも感謝です。

「セブンスヘブン」はノユークチャイのYouTubeチャンネルにアップしましたので、良かったら覗いてみてくださいね!https://youtu.be/dKmnJTqdJGE?si=fAzgcScsS3-Z0dDV


『ノユーク・チャイのホームコンサートの軌跡』


【vol.1】2021年6月16日(水)中山英二(ベース)「Eiji Nakayama Bass Solo 夏至夜風Live ~Beyond My All ~」」
【vol.2】2022年7月26日(火)武田明美 (箏) 「箏Solo Liveヒカリノツブヤキ」
【vol.3】2022年8月23日(火)中山英二(ベース)/久保園英一(ピアノ)
「Eiji Nakayama Summer Duo Live ~Going On! ~」
【vol.4】2022年11月23日(祝日・水) 広沢里枝子「瞽女唄バースデーライブ&カフェ~私たち24歳になるんだっけ?~」
【vol.5】2023年1月17日(火)武田明美 (箏)「箏Solo Liveヒカリノツブヤキvol.2 Winter」
【vol.6】2023年7月11日(火)イケコ「イケコの笑劇場 〜たまにはお茶でも飲みながら〜」
【vol.7】2023年10月24日(火) 中山英二(ベース)  北沢直子(フルート)  武田明美(筝)「ENATONE アルバム発売記念LIVE」
【vol.8】2024年4月16日(火)武田 明美 (箏) /田野村 聡 (尺八) 「ヒカリノツブヤキvol.3  Spring Duo Live」
【vol.9】2024年9月10日(火)イケコ・島村緑(ピアノ)・小池穂波(フルート) 「イケコの音楽笑劇場~たまにはお茶でも飲みながら~」
Now!!【vol.10】2024年12月17日(火) 中山英二(ベース)・森久美(ピアノ) 「中山英二・森久美デュオライブ」

『病気に背中を押されるように』


再発乳がん2年目の私は、抗がん剤エンハーツを続けながら、8月には脳転移に対する放射線全能照射の治療を受け、人生3度目の脱毛中。肺転移・骨転移はまだ悪さを始めてない様子で、辛い大きな痛みはなく日常生活を送れています。腎臓と心臓の機能低下から常にだるさ・疲労感は否めないのですが、体はよく頑張っていると思います。
コンサートが近づくにつれ、なぜか気持ちが先走って、うまく行かないことばかり想像してしまって眠れない夜が続きましたが、ギリギリ踏ん張れました。
設営の伊佐さんのお力がなかったら、できませんでした。伊佐さん、笑顔で助けてくれて感謝です。何かと支えてくれた家族、友人、そして訪問看護の梶野さん、がんセンターの精神腫瘍科の石堂先生にも感謝です。「やりたいことをできるように治療を継続していけるようにサポートしたい」という言葉が沁みました。
私は「やりたいこと」に専念できたのだと思います。そんなことは、今の私にとっては奇跡に近いのです。あっという間に過ぎ去ってしまったけれど・・・。
まさに「Eternity in the Moment(その瞬間にある永遠)」という心境でした。幸せでした。
今回、10回目を、私のホームコンサート活動の締めくくりとして完遂できたことは心からの喜びです。みなさん、本当にありがとうございました。

『生きて 足りる』


この前、66歳の誕生日に、友から美しいお守りが届きました。そこには「生きて 足りる」と刺繍が施されています。それは信州の「生島足島(いくしまたるしま)神社のものでした。
生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」が祀られたパワースポットなのだそうです。
「生きて 足りる」という心境に少しでも近づく、そんな「これから」でありたいと思います。


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