悪夢日記 Chapter3 『Ruin -破滅-』
ある仕事で大御所演歌歌手とご一緒することになった。だが、この演歌歌手はかなり無茶ぶりをいう人で、札幌の列車内から外の景色を撮影してほしい(但しコストは自費で)(経費としては落ちないかもしれない)と言ったり、他の共演者が歌詞を間違えるとヘソを曲げたり、かなりやりづらい人物だった。
自分はその歌手のやり方に反発し、暴露系YouTuberに告発した。効果はバツグンで、数日もたたないうちにその歌手は謝罪に追い込まれた。テレビ画面には深々と頭を下げる歌手が映っていた。
当然、会社では犯人探しが始まる。最初、自分はシラを切っていた。だが徐々に良心の呵責に苛まれる。ところが、会社の人間の誰かがやった、ということは周りに知られることとなり、会社にきていた仕事の依頼がすべてキャンセルされてしまった───。
……と、ここで目を覚ます。(悪夢度:★★★★☆ 4点(5点満点中))
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