見出し画像

東京おひとり様の旅2018【これまでで1番のチャレンジ】

#1ヶ月書くチャレンジ Day21

私の1番のチャレンジ。
それは社会人になって、初めて獲得したGW休みに東京へ1人旅に行ったことだ。(社会人2年目のこと。1年目は前回の記事にあるようにそれどころじゃなかった)

この頃は私は元気で、まだ当時勤めていた会社も良かった。仕事柄、世間とは時期が少しズレているが5日間のGW休みをもらえた。

そこそこ貯金もあって、時間もある。
今までやりたくてできなかったことをしよう。

気づくと新大阪~東京までの新幹線往復の値段を調べて、ルーズリーフに書き込んでいた。

数週間後、トランク片手に2泊3日の旅に出掛けた。

BOOK AND BED TOKYOに宿泊

まず私がやりたかったこと。
「本に囲まれて眠りにつきたい」
当時まだ関西に進出していなかったBOOK AND BED TOKYOの宿。

旅の宿は2泊ともここに決めた。(今は無き浅草と池袋のところ)

浅草の
池袋の

ほぼカプセルホテルのような宿に泊まるのは初めての経験だったが、特に怖い思いをすること無く財布も無事だった(枕元に鍵付きのロッカーあり)。

日本人もいたが海外観光客の方もかなり宿泊されていて、ちょっとした異国情緒溢れる空間だった。
何よりも普段読まない、見かけない本がずらりと並ぶ光景が圧巻。
興味が湧いた数冊を手に取り、寝床に持ち込む。布団の中でゴロゴロ読むのは至福の一時だった。


プラネタリウムでペアシート独占

続いては「プラネタリウムの特設シートでゆったり星を見たい」

こちらも関西にはない、コニカミノルタプラネタリウムにて。それぞれ東京スカイツリータウン(天空)と、サンシャインシティ(満天)にある。どちらも宿から程近い距離だった。2日目の午前と午後に分けて、両方行った。

雲や月の形をした予約必須のペアシート。
本来はカップルでイチャイチャしながら座り、寝そべるものだろう。実際、数組のカップルがいた。

しかし、私は人目を気にせず1人で堂々と2人分のシートに身を委ねた。
そしてプラネタリウム上映。音楽もナレーションも適度な暗闇もシートの柔らかさも申し分ない。あっという間に寝落ちした。

日頃の疲れが吹き飛んだ後は、浅草周辺を散策したり、池袋サンシャインの中をブラブラした。

三鷹の森ジブリ美術館

最後は「ジブリの世界観に浸りたい」

三鷹の森ジブリ美術館が開館された2001年、当時小学校1年生だった私は親に何度も連れてって欲しいとせがんだ。なんせ幼少期からずっとジブリを見て育ってきたのだ。

しかし、テーマパークの類いにはなかなか連れていってはくれず、いつも絵本の『ジブリ紙の美術館』(2002年、ぺんぎん書房)で我慢して遊んだ。確かにそれはそれで、色んな仕掛けがある本で面白かった。想像力、妄想力だけやたらと鍛えられた。でも、物足りなかった。

ついに自分でチケットを取って、足を運ぶことができた。

写真でしか見たことなかった外観
三鷹駅から美術館までのバス

もう感無量だった。時間がいくらあっても足りないくらいで「もう少しここに居たい」と何度も思った。

季節折々で展示も、館内映画館の上映作品も、カフェのメニューも変わる。一度行っただけでは味わい尽くせないのだ。

三鷹に住みたい、せめて在来線で通える距離に住みたいとさえ思った。

館内カフェ「麦わらぼうし」で休憩してた際、思わずスタッフさんに「15年以上ずっと行きたくて行きたくて、やっと来れました」とお伝えして、びっくりされた。

1人旅をしてみて

この旅は、本当にリフレッシュになった。
日常からここまで非日常へ没入した体験は、社会人になって初めてだった。最高に贅沢な時間だった。

この後にも数回東京へは行っているが、いずれも1人ではなく誰かと一緒だ。
誰かと一緒の旅も楽しいが、1人は1人ならではの魅力がある。
1人だったら気まぐれな予定変更も厭わないし、何よりも自分にすごく向き合える。

また4年越しに、どこかへ1人旅に出れるといいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?