打たれ弱い自分が大会に出て見た景色-Splatoon3-
こちらは SplatoonAdventCalendar2024という企画に掲載する記事になります。
今日までにも沢山の方が様々な形で企画を盛り上げています。X(@SplACalendar)と #SplatoonAdventCalendar2024 もご覧になってみてください。
はじめに
スプラトゥーンプレーヤーで、
上手くなりたい、大会や対抗戦に興味があるけど勇気が出ない、どうしたらいいのか分からないという方に向けての記事です。
対戦ゲームほぼ未経験、何かする前にあらゆる悪い可能性を考えてしまう自分が楽しく大会に出場した記録です。
元々興味はあったけど
スプラトゥーンの世界に来てから3年半。
2のファイナルフェス後の落ち着いたハイカラスクエアでスプラ生活が始まりました。
当時の流行は.52ガロンベッチューでした。
エンジョイ勢で、「環境」とか「このブキが強い」と言われてもイマイチ分からない。(とは言え持てば勝てると聞いて52を持っていた)
同じようなプレースタイルの友達と集まってプラベでワイワイする日々を過ごしました。
半年くらいはSwitch Liteを本体ごと傾けるジャイロ操作をしていて、Switchが手に入ってからはティッシュ箱に置いてテーブルモードでプレーしていました。
そんな感じでプレイ記録は385時間。ガチマッチの記憶はあまりありません。今思えば何も分かっていなかったけど、楽しかったです。
3に入ってからは生活の変化などで仲間と疎遠になってしまいました。
1人でプレーする時間や新しく出会った人と遊ぶ機会が増え、さらにようやくモニターを手に入れたことでモチベーションが上がりました。
ブキトップを取るような実力者との関わりや順位バッジの追加が追い風となり私も上手くなりたい、バッジが欲しい!とより強く思い始め、人に教わったり解説動画で勉強する中で、
「対抗戦をすると上手くなる」らしい・・・。
というのは度々耳にしました。
とはいえ2ではA+が最高、3では2500にも行ったことがない自分には縁のない話だと思っていました。
Xで募る対抗戦は少し怖いイメージがあったことと仲間を見つけることへのハードルの高さ、
何より純粋に実力不足だと感じたので
「今はまだ1人で腕を磨く時だ」と、ひたすらXマッチを頑張る期間が1年半ほど続きました。
別れ、新たな場所を求めて
その間も色々な人にメモリープレーヤーを見てもらったり格上の人とオープンに潜って勉強する機会を作り、苦し楽しみながら24年の夏シーズンでXP2400にタッチできました。目標であるXP2500まであと一息のそのタイミングでいつも教えてくれていた友人に
「そろそろ対抗戦出てみたら?」と改めて言われ、本格的に考えるようになりました。
ゲーム仲間との人間関係にも変化(こんなこと)があったばかりの時期だったのでこの機会に新たな環境に身を置きたいと考え、イカナカマ3という非公式コミュニティサイトでチームを探し始めました。
しかし、気になるチームがあってもその時のメンタル的に新しい場所に入るのが怖く、交友関係を広げようという気持ちになれませんでした。
対抗戦をやるにもいきなりXで募集することに抵抗があったため、対抗戦より先に大会に出ることにしました。
大会経験がある友達が何人かいたので味方はまあ集まるだろう!という思い切りと野良の対抗戦より人の目があり、いざと言う時に連絡が取れる窓口(運営)があることが決断を後押ししました。
振り返ると、人間関係での辛さを紛らわすために考えるより勢いで動いていた部分もあったと思います。
いざ!大会選び
イカナカマ3は前から見ていたので聞き覚えのあるものや超有名なものなど沢山ありましたが、
以下の基準で参加する大会を決めました。
1.好きなルール
大会によっては全ルールやるもの、1ルール特化のものもあります。
私はずっとガチアサリが好きだったので、初めての大会はガチアサリで出場することにしました。
2.コスト(XP)の制限あり
コストとは、超ざっくり言うと1チームあたりの合計XPのことです。
全員の合計をそのまま取るものもあれば、平均値を取る大会もあります。(XPとは別で主催者がブキごとに独自に点数をつけたものもよく目にしますね)
一口で制限と言っても色々な計算方法がありますが、同じくらいの実力のチームと戦うために設けられた基準と思ってもらえれば大丈夫かと思います。
私の当時の最高XP2420から考えて、コスト9600(1人平均2400)の大会に出場することにしました。
XP2000-2500ぐらいは同じような志を持っている方も結構いらっしゃって、この辺りのコストは多い気がします。最高XP2500以下限定の大会もよく見かけるので、同じくらいのXPで興味がある方は是非サイトを覗いてみてください。
3.その他
必須では無いと思いますし他意はありませんが、選んだ大会が成人済の女性限定であったため余計にハードルが低くコミュニティに入っていきやすかったことも記載しておきます。
そして練習中はお互いの立ち回りなどについて意見交換をすることになります。初めての大会は自分の友達か、友達の友達までの範囲の方とチームを組むことをお勧めします。
出場した大会はこちら。
大会練習 初めての対抗戦
初めての対抗戦は大会サーバー内での募集でした。上にある通り野良募集に抵抗があったため、ある程度クローズドな状況での募集、味方は全員顔見知りということで想像より緊張しませんでした。
対抗戦怖い...と思っている方へ感想をお伝えすると、案外サッパリしているということです。
何かしなきゃいけないんじゃないか...やり取りで揉めたらどうしよう...と思うかもしれませんが、
やることは
・(主に募集をかた人が)相手へ簡単な挨拶をする
・部屋主がルール/ステージを絞る
・相手の希望ステージを聞く くらいです。
やり取りは少し拍子抜けするくらい良い意味で軽いものが大半なのでそんなに気張る必要は無いと思います。「お願いします!」「ありがとうございました!」程度で終わることも多いです。
大会当日
ウォーミングアップをして、機材にトラブルが無いか確認しました。
私は寝不足でエイム練習があまり出来なかったことを少し後悔しているので、前日は沢山寝てください。(笑)
キャプテンはタイカイサポートを軽く触っておくことをオススメします。
そして本番の30分前には集合してルールの確認、最終的な調整を行っておくのが良いと思います。
初めての大会かつキャプテンだったこともありとにかく緊張していましたが、試合ごとのチェックイン、試合後の報告だけは忘れないように常に考えていました。
タイカイサポートの操作は難しくないですし、何かあれば運営側が教えてくれると思います。あとは楽しむのみ!
初めての大会は5戦して1勝でしたが、とても楽しく終わることが出来ました。
記念撮影も忘れずに。カメラ操作に慣れておくとスムーズかも?
チームメンバーのうにしらすちゃんの当日配信アーカイブ↓声ありで恥ずかしいですが…
(どうしてもサムネイルが表示できないのですが、タップして頂ければ勝てた試合に飛びます)
大会を終えて
最初の大会を終えた感想は
楽しかったが半分、無事終われたが半分でした。
今までリーダー的なポジションに立つことが無かったこと、一緒に出てくれたメンバーがアサリ好き!という訳では無かったこともあって
誘った側としてガチアサリ5個分くらいの(?)責任の重みを感じていました。
正直対抗戦で勝てない時はめちゃくちゃ申し訳無かったのですが、
お礼に描いたイラストにメンバーが
「我ら主将〜」と言ってくれたことや、大会が終わったあとに
「楽しかった!また出たい!」
「こんなに対人について勉強したの初めて」
「ガチアサリ少し好きになったよ」
と言われたことがとても嬉しくて、今でも思い出すと泣きそうになります(笑)いや、少し泣きました。
得意では無いルールで一緒に出てくれた皆に感謝です。
たかがゲームだし、何か賞品がある訳でも無いのに何故そんなに熱くなるの?責任とか重すぎ!って言われちゃいそうですが、
学生の頃、部活で一つの目標に向かって頑張ってた気持ちを思い出して、それにすごく似てる気がして熱くならざるを得ないのですよね。
お金には変えられない時間です。
大の大人がここまで一生懸命になれることって中々ないと思います。こんな気持ちにさせてくれるスプラって素晴らしい。
先読みしすぎて行動に移せないことも多い自分ですが、飛び込んでみたら新しい、ある意味懐かしい景色を見ることが出来ました。大会に出ようか悩んでいる人がいたら、勇気を出して一歩踏み出してみてほしいです。
今年出た大会のお礼で描いたイラストと、記念写真で締めくくりたいと思います。