アルバム『as per usual』のこと pt.2
今回は、先日出した完全自主制作デモCD『as per usual』の曲に関する事を情景も交えて書いていきたいと思う。
まず、タイトルであるが「いつものように』と言った意味があるらしい。
そしてジャケットの写真は、いつも通勤で通っており毎日見る風景を選んだ。これは今年の冬頃には決めていた。
いつも歩く道、毎日見る風景。
出勤前や仕事で疲れた時、友人と語り合った帰り道に寄るお決まりのセブンイレブンの喫煙所にて、タバコに火をつけ顔を上げるといつもこの風景が浮かんでいる。
自分にとっての『日常』はこの風景であるが、これは一人一人違うだろう。自分にとっての『日常の風景』を思い出しながらこのアルバムを聴いてもらえたらと思う。
次に制作時の心境や情景などをかいつまんで書いていく。
1 RIVERIDE
これはとある平日の夕方に多摩川の河川敷まで散歩に出かけた。
人もまばらで静かな空間に時々こだまする電車の音やカラスの声。人々は思い思いに過ごしている。
この平和な時の流れに幸せを感じた。そんな情景を思い出しながら作った曲だ。
2 IMPERPECT DAYS
このタイトルの意味は直訳すると「不完全な日」という意味である。前回話した映画『PERFECT DAYS』をもじったのだが、この曲は有難い事にsoundcloudで何故か1万回再生を超えたっぽい。
不完全な日もあるのが人生で、それをどう捉えてどう活かすかっていうのが大事なのだと思う。そんな曲です。
サンプリングソースはコレ↓
4 Dappled Sunlight
この曲は『木漏れ日』という意味なのだが、木漏れ日を一言で表す英語表現は無いらしい。
木漏れ日は俳句という文化のある日本独特な表現なのかもしれませんね。
サンプリングソースはコレ↓
5 DAY GLOW
休日は大体植物公園に味を運びボーっとして過ごすのがお決まりなのだが、いつものように温室内を練り歩いていた時に見つけたスイレンの名前から曲名をとった。なんとなく気に入った。
サンプリングソースはコレ↓
8 Early morning moon
この曲の元となる情景を見たのは、去年の10月。
上京して半年ちょっとが過ぎ責任ある仕事を任される中で疲れを感じでいた時期だった。
夜勤明けに睡魔と戦いながら帰宅している途中、空に嘘みたいな月が浮かんでいた。残月だ。
あまりの美しさに少し泣きそうになり、この美しさを忘れてはならないと帰ってすぐに作った曲がこのEarly morning moonである。
9 湖中的月亮
この曲は3泊4日の台湾旅行を終えて前々から計画していた旅行が終わってしまい、楽しかった思い出と同時に前々から計画していた旅行が終わってしまった事の切なさ的な感情を曲にした。
ほぼ初めての海外旅行は間違いなく『非日常』であった。
ちなみにイントロの声はMRTのプラットホームでのアナウンスと十份行き鉄道車内音を重ねました。
サンプリングソースはコレ↓
このように、日常(時々非日常)での出来事にフォーカスを当てて作ったこの作品。
情景を浮かべながら聴いてもらえたらと思います。
Threesky
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