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青梅駅ぶらり一人旅のこと〜後編〜


前編はこちらから↓




12時2分

夏への扉を開いた私は次に程近くにある住吉神社へ。


参拝を終え、お次はレトロな香りを堪能するため昭和レトロ商品博物館へ。

外観がもう素晴らしいですね


中に入るとそこは完全に昭和の世界。
平成生まれの私であるが、まさに『昭和』を感じ取ることが出来た。

受付のおばちゃんからチケットを購入。
入館料は大人350円。隣接する施設『昭和幻燈館』とセットのチケットは500円との事で、せっかくなのでセットのチケットを買った。


施設内はそこまで広くはないが、駄菓子やポスター、たばこ、薬などいかにも昭和といったような商品がずらりと並んでいた。




そして目に止まったのがこちら

お誕生日新聞発行機というもので、自分の生まれた日や思い出の日など、指定した日の新聞(一面かテレビ欄)をプリント出来るらしい。

これはやる他ないと北里柴三郎が描かれた1000円札を100円玉に替え、日付を指定しいざ発行。

広告欄が良いね

自分の生まれた日に何があったかなんて今の時代調べればいくらでも出てくるのだろうが、こういった形で見るのはなんとも風情がありますね。アナログ大好き人間なので、この紙も大切に保管しようと思います。


一通り展示を見て、施設を出ようとした時に受付のおばちゃんから「暑いから気をつけて。水分たくさん摂ってね」と声をかけてもらった。なんて温かい街なのだろうとまたここが好きになった。




次に当初行く予定の無かった『昭和幻燈館』へ。

可愛いネコたちの展示が行われているらしい


中に入るとお土産やグッズ売り場があり、奥の方にいたおばちゃんに声をかけ展示場へ。

黒いカーテンをすり抜けると、そこにはとても可愛らしいネコの作品が並んでいた。


なんとも言えないこの表情とクスッと笑えるような作品達。あまりの愛くるしくさにしばらくじっと作品達を眺めていた。

お気に入りの作品はこれ



しっかりお土産にポストカードとしおりも買い昭和幻燈館を後にした。


行きの道では注目していなかった休憩所の看板も、すっかり可愛いネコちゃんに愛着の湧いた私は迷わず写真に収める

休憩所の看板



12時55分

気温は30度越え。
さすがに歩き疲れたのとHPが残りわずかになってきた為、温泉に入る事にした。

ここから徒歩15分程に位置する亀の井ホテル青梅に日帰り温泉があるとの事で、体力を振り絞り歩を進めた。



途中、面白看板もあった

風邪の姉のニャウシカ
ニャーシネマパラダイス



忘れてはならない、ゆるキャラ(?)の写真もパシャリ



そうこうしているうちに亀の井ホテルに到着
正直このへんは眠気と暑さで意識が朦朧としておりあまり覚えてない。

無事に到着


フロントで受付を済ませ、大浴場のある7階へ。
ちょうど昼の部が終わる頃の時間帯ということもあり先客は親子1組のみ。

ぬるめのシャワーで汗を流し、いざ入浴。


思わず声が出そうになるくらい爽快な気分だ。
大浴場からは多摩川を一望でき、最高の景色。多摩川を見ながら今日の旅を振り返っていると横にいたお父さんが窓の外の景色を見ながら「良い街だねえ」と息子に言っていた。

「ほんとにそう」

と思わず言いそうになったが心のうちに秘め、ゆっくりと湯に浸かった。



14時13分

番号を押し間違えて出てきたりんごジュースと
買い直したコーヒー牛乳




温泉に入りだいぶ締まったので他にも予定していた場所はあったのだが、青梅があまりにも良くまた訪れる事がほぼ決定的という事とさすがに眠気が限界を迎え今日のところは帰ることにした。

温泉で疲労回復した身体
階段も足早に駆け上がる



温泉から駅に向かう道中でたまたま見つけたお花屋さんでサボテンを迎え入れ、駅に到着。

今旅ラストゆるキャラ



電車の時間まで少し時間があったので駅前の喫煙所で二服し、青梅駅ぶらり一人旅は終幕を迎えた

何回来たかわからん駅前喫煙所




まとめ

今回、急遽決行した旅であったが想像以上にめちゃくちゃ良い街で、なおかつ夏を感じる事が多くこのタイミングで来て良かったと思った。

それと同時に、青梅のどこか昭和感を醸し出すノスタルジックな街並みに古きものに対する事柄について考えるきっかけになった。


世の中は様々なもので溢れていて、技術の進歩もありどんどん新しいものが作られ、手に入る。

もちろんそれも必要なのだが、忘れてはいけないのは人々の思いを乗せ過去から現在に受け継がれてきた物も沢山あるという事。

私自身古いものが結構好きで、ヴィンテージのマグカップやレコードを集めたりもしている。
ただ、やっぱり無意識に物をぞんざいに扱ってしまったり要らないからと簡単に捨ててしまう事もたくさんある。



今回の旅を通して、古いものを長く使う事や物に対する考え方を改めるきっかけとなった。



ありがとう、青梅


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