
ヤヒヤ22歳の言葉 フリーダムシアター
今年5月から7月までジェニンキャンプにあるフリーダムシアターで過ごした。
子供たちの参加するサマーキャンプでは記録写真のフォトグラファーを勤め、その他の時間はシアタースクールのみんなの練習を見学したり記録したりキャンプを歩いたりナブルスやトルカレムのシアターコミュニティにディレクターと出向いたりした。
文化庁にプロデューサーとディレクターと申請の手続きにも同行したりした、とにかく大好きで大切な場所であり人々なのだ。
12月13日ディレクターのAhmed Tobasi、プロデューサーのMustafa、俳優のJamalがイスラエル軍に連行された。
14日Tobasiは解放されたが、Mustafa、Jamalはいまだ捕らえられたままである。
最新情報はフリーダムシアターのウェブサイトを参照して欲しい。
解放されたTobasiのインタビューはこちら
そしてシアタースクールに通うヤヒヤがこの軍事侵攻に対して文章を出した。拙いけれど日本語に訳したので読んで欲しい。英語が得意な人はぜひ原文で!
包囲された自由
ヤヒヤ マレイ 22歳
これまでの襲撃の中で、今回の襲撃は最も困難なものでした。なぜなら、自由の指導者たち、自由の意味を教えてくれた人々が投獄されたからです。
私たちが広がるプレッシャーをよそに、「包囲された自由」という言葉が頭に浮かびました。
アフマド・トゥバーシがジュリアーノ・メル・ハミスの言葉を引用して言った「演劇は私のAK-47だ」という言葉を思い出します。
あらゆる国際的な闘争と報復の感情とともに、強さという感覚、演劇の強さが湧き起こります。
イスラエル兵を演じるよう俳優に依頼した演劇を思い出します。
今は本物の兵士が劇場にいて、俳優のジャマルが投獄されています。
突然、武装したイスラエル軍が私の家のすぐ隣に押し入り、隣人である若い男女のグループを逮捕しました。 窓の外を見ていると、さまざまな感情が押し寄せてきます。 家族を見ていると恐怖を感じますし、兵士たちを見ていると、抵抗する力と強い意志を感じます。
シオニストの司令官は私に電話をかけてきて、「あなたは大変な問題を起こしている。気をつけなさい。」と脅迫しました。一方、銃撃のさなか、地元ニュースネットワークは「フリーダムシアターが襲撃され、完全に破壊された」と報じました。
「私は全世界むけて街頭に出てパレスチナの衣装を着てパレスチナの歌を歌うよう呼びかけます。
私たちの文化を世界中で表現してくださるようお願いします。」
イスラエルの兵士を演じるために俳優が必要だった演劇のことを覚えています。 今は本物の兵士が劇場にいて、俳優のジャマル投獄されています。
占領軍はジェニンにあるすべての文化的歴史的な場所を抑圧しようとしており、劇場を襲撃し、重要な建造物を破壊しています。
私は全世界に街頭に出てパレスチナの衣装を着てパレスチナの歌を歌うよう呼びかけます。私たちの文化を世界中で表現してください。
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ヤヒヤは去年も今年も共に過ごした友達で、わたしにジェニンの街を案内してくれたり、パレスチナの文化を教えてくれたりした。
彼は6月の軍事侵攻でも銃撃され間一発のところで弾が逸れた。
そんな彼も非武装、そしてアートで自由を勝ち取ろうとしている。
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