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「優生思想」を生み出したのは誰だ?

今朝起きたらオオゴトになっていたメンタリストDaiGO氏の主張

「ホームレスの命はどうでもいい」

Dai Goさんは子供のこといじめに遭った、誰も助けてくれない酷いいじめ。そこから逆転して今がある。きっと想像つかない努力をしたんだと思う。
強い強い成功体験がある人なんですよね。

ここからはわたしの想像です。

わたしはホームレスの命をどうでもいいとは思わない。ホームレスに限りなく近いと自称するおっちゃんと一緒に飲んだことがある。治安は悪くなかった。

そのおっちゃんは頑張って働いていたけど、バブルとか時代のあれやこれやで借金が嵩んでしまってホームレスになった。もしかしたらよくある話かもしれない。

ある人は生活保護を3ヶ月もらっていた。真面目に働いていたが、極度の貧血で倒れてしまい救急搬送された。その日は働けなかった。治療を受けるために入院する日々、その日々も働けなかった。保護処置となった。

ホームレスだから命が軽いとか、そんなことないと思う。

DaiGoさんは自分がいじめられっ子から這い上がったから、きっと他の人も頑張ればそれができる!だからホームレスの状態に甘んじるなんて許せない!と思っているのではないかと思ったのです。またはもういじめられたくないから何かを防御するための暴言。

とても極端です。悲惨ないじめからの大逆転という振れ幅のある分、極端な思想になってしまったのでは?と思いました。

そしてふと自分のことを思い出しました。

就職氷河期に就活をした人たち(わたしと同年代)を救うという国の支援を知ったとき、そんなの頑張ればいいのに、わたしの世代(40代)に税金使うくらいなら、若い世代とか子育てとかに使うべきよ!もっと頑張ればいいのよ!

と思っていた時がありました。もちろん、40代の命が軽いとは思ってません。でも直接的に命が軽いとは思っていないけど、遠回しに思っていたのかもしれないと思ったのです。

人には色んなタイプの人がいます。頑張れる人、頑張って成功する人、頑張っても失敗する人、そもそも頑張れない人、能力のあるなし、色んなタイプの人がいます。このみんなが文化的な生活をする権利があります。文化的な生活ができない時のために福祉があるのです。日本国憲法25条で保障されています。

色んな人がいる、そう気がついたのはある人の指摘でした。ハッとしました。色んな人がいるってわかっていたつもりだったけど、わかってなかったんだって。

『優生思想』なんてよくない、そう思っています。でももしかしたらどこかにわたしも優生思想を持っているかもしれない。そしたらわかりやすく解説してください。きっとハッとして意見が変わるかもしれません。

みんな文化的な生活してほしいです。わたしも文化的な生活をしていたいです。

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