直行便が飛ぶよ!主観パレスチナ・イスラエルの旅
来年3月から成田ーテルアビブ直行便就航します。
それに伴いNHKでも中東解体新書でイスラエル・パレスチナへの旅の特集が載っていいる!
この記事をわたしが書くならば・・・徹底的に主観です。
直行便就航で一気に身近に!
わたしのお気に入り路線は成田(もしくは福岡)から香港経由でテルアビブへ。早い時間に出発して香港を半日楽しんでテルアビブへ向かう。飛行機でもぐっすり寝られる私は夜中1時半の香港発、午前8時頃テルアビブ着のこの便が時間を有効に使えている。
直行便が就航しても、福岡在のわたしは変わらず香港経由だろうな・・・
ちなみに、モスクワ経由も経験あり。あとはポーランド経由。
個人的にはアエロフロートよりもキャセイが好きです。
厳しいセキュリティーチェック
セキュリティって何の話?って思うかもしれませんがテルアビブ行きの飛行機に乗るには乗る直前にもセキュリティチェックがあります。出国手続きしてるからといって油断は禁物。時間もいつもより急いだ方がいいです。アムステルダムからテルアビブ行きに乗る時、すっかりこのことを忘れていて何か買うわけでもないのに免税店を見て回っていたら全然遅くないのに遅いと言われたし、イスタンブールでは辺鄙な搭乗口で執拗な質問攻めにあったし、ミュンヘンでは第一と第二の間の掘建小屋みたいな搭乗口だったし、テルアビブ行きの飛行機に乗る時は1回多めのセキュリティチェックのために時間を早めに行動した方がいいです。帰りはもっと厳しい質問攻めにあう可能性があるので普段30分前に着けばいいかな?と思っているわたしでもベングリオン空港には2時間前には必ず到着しています。
空港に到着
ベングリオン空港に到着します。あまりにも慣れてる感じに歩いていたらイミグレ到着する前に警備に捕まりました。
滞在の目的は?滞在期間は?何度目?誰を知ってる?パレスチナは?
他にも警備の人がきて3人に囲まれ30分ほど質問攻めです。10回中1回の経験ですが。
イミグレでは運次第で2分で終わる時もあれば、10分くらい質問を受けたり、他の職員まで来て囲まれたりと様々。本当にインシャアッラー。
ちなみに今回聞かれた印象深い内容は
前回のイスラエル出国から3ヶ月くらいしか経ってない、おかしい!何が目的なんだ?
ホリデーです。
携帯見せろ!携帯の写真今見せろ!
いいですよ!
そういってポケットからiPhoneを差し出すと、
わかった、もういい。行け。
こんな感じでした。
一番印象深い質問は・・・
パレスチナに行く予定はありますか?
エルサレムには行きます。
エルサレムはわたしたちのものよ。
なるほど。
イエスもノーも答えず、なるほど。で済ませました。
なるたけ余計なことは言わずに笑顔でパスするように心がけています。
イスラエルの治安は?
経験則でいうと、悪いって感じたことはないです。大きな銃を抱えたソルジャーや非番のソルジャー(見た目はただの若者が肩に銃を提げている)を見かけると不安な気持ちを煽るけど、実際怖い目にあったことはないし、あうような場所には近づかないようにしています。軽犯罪と言われるようなものについては地元福岡の方が悪いような気もしないでもない。修羅の国って言われているくらいですからね。
地中海のシティリゾート・テルアビブ
テルアビブは作られた街!って感じがして異空間って思う時もあるけど、それはほんの一部の場所な気がします。バスセンター近くにはスラムもあるし。テルアビブは正確にはテルアビブジャッファでジャッファはアラブの港町でオットマン時代の建築もあるし、それこそ旧約聖書にも出てくる。
昼間のレビンスキーカフェ
夜はKuliAlmaがわたしの定番。
この美しいテルアビブのビーチはたくさんの人が死んでいて、それはヨーロッパから船で来たユダヤ人たち。テルアビブにいても耳をかすめるアザーンの声。テルアビブは美しいヨーロッパの街並みのようなんだけど、アラブ風情もありつつ、ビーガンデモなんかもあっていて、アニマルライツなビーガンもいいけど、パレスチナ人も殺さないでねとツッコミを入れたくもなる。
イエス・キリストの足跡をたどる
始まりはココ!生誕地ベツレヘムそして、北へ育った場所ナザレ、そして最期はエルサレム。個人的なお勧めはエルサレム郊外の立ち寄り教会。ナザレでガリラヤ湖の魚を食べるのもいい!
マサダ要塞と死海
死海ってみんな行きたがるし、塩湖に浮いて新聞とか本を読むみたいな所謂”映え”写真を撮るよりも断然マサダ!悠久を感じる。こんな場所で籠城?こんな場所でどうやって水を確保?食料を保存??色んな疑問や歴史が興味深かった。エルサレムから死海に向かうなら、ぜひJerichoにも立ち寄ってみて!世界最古の都市であり、日本が珍しく?イニチアシブをとる、中東政策の1つ”JAIP”があります。ただの工業団地だけど、そこに向かう道路はJapan Street!そしてJerichoは バナナが美味しい!
3つの宗教の聖地 エルサレム
エルサレム症候群って知ってます?気を狂わせるほどの魅力的なエルサレム!一言では言い表せない。行けば行くほ深みにはまり、抜け出せない。多くの人が口を揃えて言う。
Jerusalem is a part of me.
エルサレムはすべてがある!って思う。五感がすべてある。愛も悲しみも苦しみも怒りもありとあらゆる感情がうごめいている。ダマスカスゲートの前に立って見て!全部があるってわかるから!
パレスチナへ 検問所を通る際の手続きは
絶対来て欲しい!パレスチナ!といっても東エルサレムもパレスチナなんですけどね。いつも思うんです、エルサレムで会う人たちにパレスチナってどうやって行くんですか?今ここがパレスチナですよ、って。みんなの思うパレスチナは分離壁の向こう側のこと。このみんなの意識がパレスチナの国土を狭くしている気がする。とはいえ、壁の向こう側の状況、見て欲しい。壁がもたらす理不尽さ。壁なんていらないよ。そして検問所、行きはヨイヨイ・・・・。わたしたち外国人はイスラエル側から入ってパレスチナ行きは検問所のチェックはありません。
たまにポップアップの検問所があることもありけど。
パレスチナの治安は
パレスチナ行くっていうと、誘拐されない?って聞かれることがわりかし多い。誘拐?え??パレスチナ人の子供がイスラエル兵に誘拐さながらの逮捕されるのは聞くけど・・・。
例えば、ガザで空爆があったり、イスラエルの理不尽な逮捕や暴行に抗議、入植地への反対デモからイスラエル兵出動→催涙弾とか?そういうことはたまにある。
とはいえ、基本安全。
キリストはここで生まれた?ベツレヘム
パレスチナ一の観光地かもしれない、イエスキリストが生まれた場所!最近修復工事も終わった聖誕教会。モザイクも美しい。目の前の広場にはスターアンドバックスコーヒーもあります。毎年3月最終金曜日はパレスチナマラソンも開催される。聖誕教会前から難民キャンプから分離壁から・・・一緒に走りません??
世界一眺めの悪いホテル
通称バンクシーホテル。宿泊しなくてもお茶できるし、1階のミュージアムはパレスチナ問題についてポップに解説してくれています。2階はローカルアーティストの作品が展示しているギャラリー。有名どころから若手まで。そして西岸からもガザからも。
なんなら、バンクシーの絵の横に自分でも絵を描くってのもいいかも?壁への落書きが違法って??壁自体が国際法違法ですから!
パレスチナの音楽フェスはイスラエル軍専用地の隣で
ベツレヘムから少し行ったところ、ベイトサホールで音楽フェスが開かれることがあります。横は軍専用地。パレスチナがそこに存在していることを知らしめるかのように歌い踊り楽しむ。楽しんでこそ人生、尊厳のある人生。
アラファト廟
白黒のカフィーヤ姿を記憶している人も多いと思われます。なんなら電波少年に出たことを知っている人もいるかもしれない、パレスチナ建国の父、ヤーセルアラファトさん。今もアラファトさんの姿のポスターを見かけるし、戦った人だから人気があるのか?
占領ゆえの苦悩
分離壁を避けてバスを運行したり、チェックポイントがあるため慢性的な渋滞があったり、徒歩で超える場合でも窓口が少なかったり、開いていなかったりと距離はたいしたことないのに何せ移動に時間のかかるパレスチナ。いつもなら1時間で行けるエルサレムーラマッラ間も直行バスの本数が極端に減り、チェックポイントで乗り換えを余儀なくさせる。
付け加えて、ゴラン高原
イスラエルに入るとパレスチナ問題だけがクローズアップされますけど、ゴラン高原も忘れないで!ここはパラダイスかな?って思えるほど素敵な場所なんです、だから奪いたいのかな?元々はシリアで住民はアラビア語を話すドゥルーズ派の人たち。境界線沿いマジダルシャムス村の人たちと交流がありますけど、彼らはイスラエル国籍を拒否しているので無国籍状態。ここからはシリアもヨルダンもレバノンも見えます。イスラエルの占領下にあるゴラン高原もお忘れなく。