正しい火薬の使い方
偶然、花火大会に行くことになった。
無風で一発目の花火の後、煙が立ち込めたままで次の花火はほとんど見えず、爆音と煙越しの光。
照明弾だ!
そう思った。
そっか、同じ火薬。そうだ、空爆の後の火薬の匂い、それを思い出した。
花火の音は爆撃の音より少し軽い、それでも大きな音が苦手になっていることもわかった。
光と共に煙が立ち上り色とりどりの花火が見えず、白い煙の中の光、友達の家が爆撃にあった時のことを思い出した。
周りはどうだろう。子供たちは笑っている。花火が見えないって笑っている。
大人たちも、風がないから煙が逃げないねー、と花火職人の心配もしていたり、光の輝きから大きな花火だったねー、見たかったー。と言っている。
何よりも子供たちが笑っている。この音、この煙、この光に笑っている。いかなることも評価の基準は子どもたちだ。
子どもたちが笑っている、これが火薬の正しい使い方に違いない。
少し風が吹き、煙が薄くなった。
大きな花火が空に咲いた。
爆音と共に拍手が響く。子どもたちが笑顔になる。
2023年10月7日より1年が経った。2024年10月7日、ガザがヨルダン側西岸地区がパレスチナ全体が、レバノンが激しい攻撃を受けている。
彼らは爆音と煙と光で恐怖を感じ、次の1分生きているのかどうかもわからない。私たち大人は歴史を学んだ。だから何をすべきで何をすべきではないか知っているはずだ。
ここ日本も他人事ではない。同じ時代に生きるものとして責任がある。
だからパレスチナ解放のために声を上げ続けよう、共に!
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