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権利とは誰のものか?10月7日に思うこと
10月7日
私の誕生日。
2023年10月7日、ガザ地区を実効支配するハマスによる越境攻撃・・・・との記述を目にする。
この書き出しは正しいのだろうか?
よく考えて欲しい。
彼らはずっと閉じ込められている、基本的人権も与えられずに。ガザ地区の人たちは閉じ込められるべき人たちなのか?
ヨルダン川西岸地区の人たちは当たり前に入植者に土地を奪われ、移動の自由を奪われるべき人たちなのか?
食糧や物流の行き来を人の移動をイスラエルが管理しているこの状態、事実上支配しているのはハマスでもファタハでもなく、イスラエルではないか!
10月7日から始まったという記載は暗にパレスチナ人だから仕方ない、そういったことを示しているように思う。しかし、1948年のデイルヤシーン村をはじめとする虐殺、その前の年の国連での一方的なパレスチナ分割決議。2023年10月7日より前にあったたくさんの悲劇、多くの人の犠牲をなかったことにはしない。
一体誰がパレスチナに住む人たちの権利を与えたり奪ったり、誰がそれを許しているんだろう。
人権とは人が生まれたら自動的に誰のお伺いもないし勝手に与えられるものだと思っていた。
確かに、私も不自由を感じたことがある、私の権利が侵害されたと思った10代、パレスチナの人たちと比べたら大したことはないかもしれない、この大したことないということが権利侵害の綻びの発端なんじゃないか?
2023年10月7日より攻撃が過激になった。多くの友人が家を失い、家族、親戚を失った。友人を失った。
何の理由もなく、友人が誘拐されるがごとく連行された、今も刑務所に入れられている。裁判もなく。
イスラエルによる軍事占領をまずは終わらせないとこの地に、私たちに平和は訪れない。
10月7日以前にそこにいた10月7日生まれの私は目撃者としての責任を果たさないといけない。虐殺がライブ配信されている、見ているあなたも目撃者としての責任がある。
暴力による支配がある、それを終わらせる。
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