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余白と深さ;国境の夜想曲
Duduの件であまり眠れず、恐怖の気持ちで朝を迎えた。
Duduがメディカルチェックを受けて大丈夫だったという知らせを受けてほっとして、映画に出かけた。
国境の夜想曲
映像の美しさと静けさ、余白と深さを感じた。
余白は観る人に考える様に促す力があると思う。
作者の考えを押し付けすぎず、問題提起をする。映画(動画)であるが写真的な感じがした。
最後の歌が流れるシーン
その詩はパレスチナ、ナブルス出身のイブラヒム トゥカーン
彼のお姉さんは拙著でも冒頭部分に引用したファドワ トゥカーン
マウティニー(Mawtini)我が祖国 というタイトルである。イラクでは国家として扱われる。
パレスチナ人の詩がイラクでの国家。アラブ中で知られている詩であり歌なのだ。この映画の象徴的なシーンにマッチした歌と感じた。
この映画は美しい、美しいからこそ、観た人にはそこで止まって欲しくないと思った。これは現実であり、現在進行形だから。
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