”入植”という言葉のイメージって・・・
日本はイスラエルの入植地建設を強く非難する というメッセージを日本国として出しているがこのニュースが国民に届いているとは思えない。普通に日本に住んでいたら北朝鮮の核問題やその他近隣の問題に関心が高まるのは仕方ないとも思っている。
現在ヘブロンに滞在中のわたしは日本からメッセージを受け取った。
今どこ?
ヘブロンにいるよ。ヘブロンは入植地が多くて結構ハードな場所だよ。
そう返信すると、
入植地があるってことは移民がいるってことよね?インターナショナルで楽しそう!
わたしはパレスチナにがっつり関わっているので入植と聞くと悲しみしか湧き出ないが、多くの人は入植→移民の場所→インターナショナルとなるらしい。この発言をした人を非難しているのではなく、わたしがいる場所から見えるものと、そうじゃないところから見えるものは違う、わたしの知っていることはみんなが知っていることでなく、みんなが知っていることをわたしも知らないことがある、と改めて実感した。
辞書を見てみた。
にゅう‐しょく〔ニフ‐〕【入植】[名](スル)開拓地や植民地などにはいって生活すること。「原野に入植する」
にゅうしょく【入植】( 名 ) スル
開拓地や植民地にはいって生活すること。 「未開地に集団で-する」
確かにネガティブな要素はないかもしれない。
パレスチナ食文化を通してできるだけポジティブな面を発表していきたい!と思っていたのだけど、ネガティブな面とのバランスも必要だと実感した。
自分の世界だけに留まっていると周りとの間隔のギャップを見失ってしまうことあるとわかった。
パレスチナ人もだが、ユダヤ人の宗教者も入植者も政治の犠牲者だと感じたヘブロン滞在はまた今度。
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