消費税の納税義務免除の落とし穴
みなさんチームワークしてますか?
No.3代行を事業としてやっているthree.Tのウエツです。
ボクは「皆が選択できる社会づくり」に貢献するために活動しています。
人生の大半は【はたらく】ことから成り立っているので、その【はたらく】において「様々な形があってもいいのでは?」という想いから、自らパラレルワークを体現し、子どもたちが大人になるときには、【はたらく】の多様性が広がるように日々努めています。
ボクの【はたらく】はチーム(企業)のNo.3を代行することで、業種は問いません。
結果パラレルワークを法人化したという格好です。
どんな状況になっても『圧倒的ポジティブ』を武器に常に前進しています!
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実は、なんとありがたいことに2023年5月で3期目を終え4期目に入りました!
これもひとえにいつも協力してくださる皆さんのお陰です。
ありがとうございます。
1期目、2期目とその日をとても楽しみに待ち、
おおお!また1年なんとか無事に終えられた!
と嬉しさ満点だったのですが、なぜか今年はかなりバタバタしており、気づいたらその日を通り過ぎていました。
ちょっと寂しいですが、これも進化の途中ということで笑
あくまで通過点に過ぎない!ということにさせてください。
ボクの場合、企業なんていう規模のものではありませんが、実際に企業が存続する可能性というのは、3年で70%前後だそうですね。
そう考えると、事業内容もフワフワしているのによくやっているな、と感じます。
先日、前職の先輩と連絡を取ることがあったのですが、「戻って来いよ」という嬉しいお言葉をいただき、本当に人には恵まれていたなと実感しました。
ただ、「社会の仕組みを知る」ためにはじめた事業も、少しずつ形になってきて、正直めちゃくちゃ楽しいです。
前の自分には戻れないと思います。
もちろん、今後どんなことが起こるのかわからないので絶対的な話ではありませんが、一旦ザイオンを知ってしまった今、そちらにしか興味が湧きません。
そのあたりは下記の記事を読んでください。
※この記事はもっと評価されてもいいのでは?とマジで思ってます笑
さて、このnoteはこれから起業しようと思っている方向けに書き始めたという意図も持っております。
ペルソナは、30歳の自分ですね。
そのわりには、最近は複業やマインドの話が多かったので、もう少し事務的(実用的)な話をしようかなと。
銀行口座が簡単には作れないことや事業内容が定まらないことなどの先にある話ではありますが、きっと起業する人は通るだろうし、今から知っておいて損はないことなので。
ボクの失敗談から、失敗する人を減らすためにも重要な話です。
課税事業者の条件
これは多くの人が知っていることだと思うし、今ではYouTubeなどで取り上げられることが多いので、そんなこと知ってるよ、という情報かもしれない。
国税庁の言葉を借りるとこうだ。
令和2年分の課税売上高が1,000万円を超える個人事業者の方は、令和4年分の消費税の課税事業者に該当します。
簡単に言うと、
2年前の期の売上高が1,000万円を超えていたら、昨年度(令和4年度)の消費税は払ってね
というもの。
知らない人からすると、
え?消費税を預かっていたのに、支払わなくていいの?
となるかもしれないが、法人成りしている人は当たり前のように知っている内容だ。
お金に関する知識は、リベ大の両学長が超絶わかりやすく説明してくれているのでそちらを見てください。
なぜそうなっているかは色々な意見があるみたい。
中小企業を支援するため
起業をしやすくするため
昔はそれが3,000万円なんて時代もあったとか。
国のお偉いさんたちが考えることなのでどれが本心なのかはわからないが、まあそういうルールがあるってこと。
で、ボク。
このあたりは正直、税理士さんと1期目が終わるときに
「2年後を見据えて考えましょう」
ということで話を進めてきた。
1期目を終えたときの話だったので、
いよいよそういう社会の仕組みの話ができるのかー。
ちょっと楽しみかも。
と考えていた。
そして、実際に出た数字は1,000万円を下回っていた。
たしか980万円くらいだったかと思う。
おおお。
ギリギリセーフ!
税理士さんとは
「丁度良かったですね」
なんていう会話をしていたように思う。
とりあえず3期目までは課税対象者ではないと。
望ましいことかなんてわからないし、もっと事業をスケールしようと考えている人にとっては小さな話かもしれない。
けれど、なんだか社会の仕組みのひとつを知り、それを自分で体験したみたいな、少し大人になったような気分でいた。
お金という道具の仕組みをつかう
これまで、会社員という形で社会に関わってきて、色々なものを学ばせてもらった。
仕事の仕方とか、お客さまとどうやり取りするとか、チームでどのようにプロジェクトを進めていくとか。
どれも必要なことだし、めちゃくちゃ大切なことだろう。
そしてそれはこれからも常に学ばなければならない。
まだまだ道半ばなのだから。
ただし、学ばなかったものもある。
その最たる例が【お金】だ。
前回、西野亮廣さんの【夢と金】の感想文を記事にしたが、まさにアレ。
西野さんも、日本人(特に大人)はもっとお金の勉強をしなければならない、と訴える。
ボクもその一人であったし、もしかしたら今だってその学び量は足りていないのかもしれない。
それでも、会社員時代のボクはもっともっと何も知らなかった。
どうやってお金を生み出すのか
どうやって給料をもらうのか
なぜボーナスという制度があるのか
社会保険とはなにか
雇用保険とはなにか
挙げればキリがない。
この資本主義という社会では、共通の価値として【お金】が回っていて、それを使いなにかを買ったり、なにかを成し遂げたりしている。
それなのに、その道具がどう使ってどう使われているのかさえ知らない。
以前、スポーツを真剣にやっているときにコーチに言われたことがある。
なにごとにもルールややり方がある。君たちが楽しんでいるテレビゲーム。あれだってやり方があるだろう?それと同じで、どうやってポイントを取るのかという基本があるんだ。それを知った上でどう応用していくのか。君たちはまだそのやり方すらも知らない。
結構衝撃だった。
そこまで真剣に約10年間ガムシャラにやってきたものが、急に壊された気がした。
と同時に、目の前にあった霧が少しだけ晴れて光が見えたような気もした。
そしてコーチは、それまで培ってきた経験と技術があるからこそ、それを知ればもっと楽しく、もっとちがう視点があることを教えてくれた。
きっと【お金】についてもそうなんだ。
【お金】というより社会を平等に回すための道具。
この使い方を知ることで一気に視点が変わる。
だからボクらは学ばなければならない。
その道具の使い方を。
1期目が終わったときに少しだけそれができたような気もしていた。
ルールを知れ
と、1期目を終えた頃のボクを振り返ってはみたものの、実は全然わかっていなかった。
3期目を終え税理士さんと打ち合わせのときに言われたのが
「実は納付書の中に消費税の納付書が入ってまして…」
ん?
なぜ消費税?
「ちょっと気になって税務署に確認してみたんです。どうも創業月が関係しているらしく…」
冒頭にもあったように、ボクの会社は5月創業。
それがどう消費税に影響しているというのか。
「1期の売上は980万円ほどなんですが、創業が5月のためにそれを稼働月(11ヶ月)で割ってひと月の平均売上高を出して、1年分(12ヶ月)として計算するんです。すると、980万円÷11ヶ月×12ヶ月=約1,070万円になります。ですので、1期は1,000万円を超えるとみなされます。」
と、いうことは…??
「そうですね。前期から消費税の納付が必要です。」
2年前のボクに言いたい。
ちゃんとルールを知れと。
もちろん税理士さんが把握しておくべきだ、という意見もあると思う。
けれども、そういう起業をした時点で、ルールをちゃんと適用させるのであれば、自分自身も理解していなくてはならない。
周りのせいにしたところで何にもならないことはわかっている。
完全にボクに落ち度がある。
でも、これでよくわかった。
ルールを知り、ちゃんと理解している人が「ルールを使う」側に立てるのだと。
実は、今回はたまたま色々なものが重なり、節税はできていた。
そこは税理士さんとも「神の思し召しだったのかも」ということで落ち着いたのだが、肝を冷やしたのも事実。
もっともっと勉強が必要。
新しいことをして、新しい世界に乗り出すならなおさらだ。
あとがき
自分が失敗したので、他の人には失敗して欲しくないという思いからこんな記事を書いてみました。
これからは【インボイス制度】もはじまり、誰の役に立つのかなんてわかりません。
でもきっと、これを読んでくれたどなたかが、「もっとお金のことについて学ぼう」と思ってくれたらいいと思います。
ただ、こういうのって当事者になってみないとわからない。
だからこそ、ON GOING で進めていってもいいと思うんです。
最初から知っていることは難しいと思うので、その瞬間瞬間で「あ、学んでいてよかった」と思えればそれでOKなんです。
もちろん、国のルールに従ってしっかりと消費税を納めさせていただきました。
「〜たら…」「〜れば…」なんて気持ちは微塵もありませんよ!
微塵も!
GOING MY WAY.