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フッカルでありたい

突然のお誘い

先日、仕事を兼ねて沖縄へ行く機会があった。

事の発端は、旅行会社で繋がっている沖縄の友人から急に

「4連休沖縄来れたりしないっすよね??」

というLINEが来たことから。
しかもその連絡は連休の10日前。
まったく行く気もなかったし、その友人からのそういったお誘いは初めてだったので驚きとはてなマークで頭がいっぱいに。

「おお?!どうしたんです?!」

仕事かなにかでボクが力になれることなら行かないわけでもなかったけれど、ちょっと急すぎる。

それでも必要とされているならば行きたい気持ちはある。

「団体戦があるんですが、色々ルールがあって県外の人しか出られないルールなんです」

テニスでした。
テニスの試合のお誘い。
誘ってくれた友人がテニスをやっていてとても上手なのは話に聞いていましたが、まさか一度も手合わせしたことのないボクを誘ってくるとは・・・
何か裏があるに違いない笑

「ピンポイントでその日に合わせて沖縄には行けないですねー」
「ですよね・・・1%にかけてみました笑」

1%・・・
1%ボクが「沖縄行きましょう!」というのを信じて声を掛けてくれた。
これはボクのフットワークの血が騒ぐ。

「どーしても!というなら行きますよ笑」

そう返してからはトントン拍子に話が進んだ。
この友人は沖縄でリゾートペンションを経営している。

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宿泊業と旅行会社という関係での繋がりがスタートだったけれども、それ以上にスタッフ全員繋がりは強くなっていた。

「うちの宿に泊まってください!」
「レンタカーはここがいいですよ!」

一気に周りを固められたが、何だかとても嬉しかった。
声を掛けてくれたこと。
少し乗っかってみたらレスポンスがとても早かったこと。
おもてなしをしてくださること。

ボクが行くだけで力になれるのなら行ってみよう!と決めた。

沖縄へ

そして飛行機も予約し、テニスの試合以外はスケジュールが決まっていないまま沖縄へ。

折角沖縄へ来たのだから・・・ということで新しい観光地やお店、景色やスポットの情報を仕入れに行った。
なんかちゃんと旅行会社の人みたい笑

メインのテニスもとても楽しかった。
沖縄という限られた土地だからどうなのかな、と正直思っていたが、誘ってくれた友人のレベルもあり、格段に皆上手だった。
ここ数年はしっかりとテニスをやることなんてなかったけれども、この日は久しぶりに真剣にテニスをしたかもしれない。
全然役に立てないくらいレベルが高すぎましたが・・・

それよりも何よりも一番楽しかったのが、人との出会い。
沖縄の人ももちろん、ボクらは唯一の県外チームだったため関東や九州出身の人たちもいて、テニスという一つの共通事項でたまたま繋がった人たちと、笑い、喜び、悔しがり、応援し合い、協力し合い、などなど、そんな些細なことが本当に楽しかった。

なぜボクだったのか

この友人が集めてくれたのだから間違いはないと思ってはいたけれど、本当にその通りだった。
皆、色々な経歴や経験値、パーソナリティを持っている。
ただそんなことは関係なく、気さくで話しやすく、すぐに仲良くなれた。
チームになれた。

どうやらほとんどの人が10日前に誘われたみたいだったけど笑
みんなボクと同じだったみたい。

色んなことがあり、運良く準優勝までさせてもらって祝勝会の時に一番聞きたいことを友人に聞いた。

「なんでボクに声を掛けてくれたの?」

実はずっと不思議だった。
確かにテニスはやっていたが今はほとんどやっていない。
それに、テニスのレベルもお互い知らないし、会って話はしたことがあるけれど飲みに行ったことすらない。
なぜだろう。

「んー、まずテニスをガチでやっていたことですね」
「それと・・・良い人!だって良い人じゃないと一緒のチームでやってても楽しくないですし」
「あと・・・ウエツさんフッカルそうじゃないですか!それ!

※フッカル:フットワークが軽いこと、らしい

この3つの要素で集められたメンバー7人だったそうだ笑
良い人かどうかはその人が判断してくれることなのでなんとも言えないけれど、フッカルはボクの代名詞としたいくらい大切にしていること。
それを、そんなに話したこともないのに感じ取ってくれたのはとても嬉しかった。
そして、他のメンバーもこの3つの要素をクリアしていたらしい。
東京から来た友人は、彼女と来て、試合翌日の早朝便で帰り、さらに午後には会議に出席するという・・・
もやはボクのフッカルをも凌駕している。
とても仲良くなれそうだ。

フッカルと思ってもらえたことで、こんなにステキな出会いと時間を過ごせる機会をいただくことができた。

やっぱり今後もフッカルでありたい。
目指すは海外からも声が掛かるようなフッカル。

ゆーほーくんありがとう。


GOING MY WAY.

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