真夏のトンボ撮影記その3
金木犀がほのかに香る季節になってきました。
こんにちは。前回に引き続きトンボ観察の記録を投稿したいと思います。
前回は惜しくも見られずじまいだったチョウトンボのリベンジが目的です。
今回は自宅から1時間半ほどの場所にある公園で散策してきました。
園内に入るとヤブガラシにナミアゲハが訪花している光景に出会いました。
公園の中心部には蓮が密生する箇所や抽水植物が栽培されている箇所があり、シオカラトンボやショウジョウトンボが多数見られました。
するとその中に見慣れない、黒っぽくてひらひら飛ぶトンボが1匹いました。
まさかのチョウトンボです!
外敵に襲われたのかところどころに傷がありますが、元気に活動していました。
羽の金属光沢がとても綺麗ですね。蝶のようにひらひら飛ぶことが和名の由来だそうですが、意外にも飛翔力はあるトンボです。
いきなり今日の目標を達成してしまったので残りの時間は公園をゆっくり散策してきました。
こちらのアブラゼミ、赤みが強いです。巷では「セアカ型」と呼ばれているとか。
ギンヤンマもよく飛翔していました。画像は方向転換を撮影できたものですが、よく見ると頭部は水平に保たれていることがわかります。
ギンヤンマは縄張りを広く持ち、往復して見張るためホバリングはあまりしません。しかしこの個体は珍しく短いホバリングを挟んでくれて撮影しやすかったです。
ギンヤンマを夢中で撮影しているとぼちぼち黄昏時に。するとどこからともなくチョウトンボが3、4匹で群飛を始めました。
飛翔の合間に静止した個体を運良く撮影できました。先ほどの個体より綺麗でした。
最後にいいカットが撮れました。
次回は昔訪れたことのある川に行き、流水性のトンボを観察する予定です。