5月某日 書くを科学する

昨日は立命館大学のサイエンス・ライティング講座を視聴した。『馬疫』(光文社)の作者、茜灯里さんによるオンライン講座である。書くコツを科学的に分析するという、最近のあまたある文章講座と比べるとめずらしいタイプであった。茜先生は別の講座でのお話を何度か拝聴したことがある。その際、的を得た指摘と必要な要素が相手にズバッと届くお話しぶりに触れた。今回は対象の中心は学生さんであったようだが、ロジカルな書き方を抑えてあったため、ライターを初めて間もない方や、間もない訳じゃないけれど私みたいな人にも役立つことばかりだった。もし学生さんが茜先生の話をもとに、論文やエントリーシートにすぐ取り組めば、きっといいものができあがるはずだ。短く書くことを心がけると文章の腕は上がる。構成は最後まで読ませるために、大切にしたいことである。30分の短時間に有益な情報をあんなにも詰め込むとは、さすがだった。


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