6月某日　週休３日にしたい

　働くのは月曜から木曜まで。週休３日にシフトしようとしてるのだけどなかなか実行できない。３ヶ月前、昨日分の美容室の予約をした際は未来の私に期待を込めて「きっと金曜日は一日休めるはず」と思ったのだった。実際は朝から取材・美容室・２時間ほどの取材と、緊張と緩和を繰り返す金曜日となった。もちろんお仕事はありがたく、なかなかうまくコントロールできないという話だ。従来のやり方に捉われているだけだろう。
　ロナルド・ハーウッド作の戯曲『ドレッサー』読了。戦時下で役者を兵隊にとられ、上演もままらなない英国のシェークスピア劇団の話である。自信を失いかけている老齢の座長を、長年の付き人でドレッサー（衣裳や化粧などの世話係）の男がおだて、なだめすかし、なんとか舞台に上げるというもの。上演する劇は『リア王』で劇中劇のようなおもしろさもある。舞台裏を描いた作品で、多くの舞台人が一度は演じてみたいというそうだ。来週、加藤健一事務所の芝居で拝見する。
　『ドレッサー』では楽屋でも芝居中も空襲警報はなり続く。昨日読んだ『スタイルズ荘の怪事件』では戦争色はあっさりしていたが、同じ戦時中だった。どうも今と重ねてしまう。
　夜はテレビで放映されていた『ボヘミアン・ラブソディ』を観る。劇場で一度観ただけなのに構成も一つ一つのシーンも記憶が鮮明だった。よくできた映画なんだなと改めて感じた。