日記:2023年4月3日
男もすなる日記といふものを、女もしてみむと……ではなくて。ふと今日という日を書き残しておきたいと思った次第です。何かがあったというわけでは無いのですが、「人生のレールから外れたんだな」ということを強く実感してしんみりとしておりました。
2000年6月生まれの私は、22歳で今年の3月に四年制の大学を卒業しました。そうです、今まで小・中・高・大とストレートで進んできていました。そんな私ですが、この4月から、院進でも就職でもなく、通信制大学に通って教員免許の取得を目指すこととしました。
教員免許って、中学・高校のものであれば、教育学部でなくとも余分に授業受ければ取れる大学は結構あると思います。自分が通ってたところもそうでした。ただ、入学時は教員になろうなんざ微塵も思っておらず、教員免許取得に必要な授業を受けていなかったため、新たに単位をとる必要があるわけです。
そんなわけで、今からの2年間、私は人生のレールから外れます。
そもそも人生のレールってなんやねんという話ですよね。人生のレールを外れる、という表現、自分はあまり好きではありません。「普通じゃないよね」みたいな雰囲気があるので。「普通」という表現自体嫌いです。
ただ、そうは言っても心の奥底で「普通はこうなるよね」みたいな設計図はどうしてもあります。自分はそうでした。小中高と進学し、現役で大学に合格、留年せずに4年で卒業して、院進するか新卒で就職。みたいな感じですかね。それを改めて実感したのが、今日駅で自分と同じくらいの歳のスーツを着た集団を見たときでした。冒頭で「ストレートに」という表現を違和感なく使えているのも、そういう意識があるからだと思います。
そうはいっても、人生のレールから外れることが悪いことだとは思ってません。もしそうだったら、そもそもこんな進路を選んでません。「普通ではなくなる」という無意識はありますが、「普通でなくなることの何が悪い」という理性は残ってます。
今まで、人生のレールから外れた人を沢山見てきました。高校中退した人、一浪した人、多浪した人してる人、留年してしまった人、やりたいことのために留年した人、大学を中退して入り直した人、就職してから大学に入り直した人、2留した挙句大学やめた人……色々です。
様々な理由はあるでしょうが、自分のやりたいことのために人生のレールを外れる選択をとっている人が、正直羨ましいと思っていたりもしました。やりたいことに全力な感じがして。
そんな立場に自分が立っていることに気づいて最初に感じたのは、不安と浮遊感でした。現状通信制大学がどんな感じかあんまりわかってないからってのはあるんでしょうけど。
まあ、ぼちぼち頑張っていこうかと思います。