こだわったのは「つくりこまないこと」
イントロダクション
「対話」「挑戦」「成長」の生態系をつくっています、シリーズの4回目です。
前回は、Discordの感動を分かち合いたくて30度くらい脇道にそれたので、実質的な3回目ですね。
2回目では、あるインターンシップに参加した大学生が
「継続して学び続ける」
「成長し続ける」
ために、
「お互いが会い続ける『機会』をつくる」
アクションを起こしたが、学生のニーズは、
「もっとアルムナイ(同じインターンプログラムの修了者)のメンバー同士で話したい!」
だった、ところまでお伝えしました。
オトナも同じことを考えていた。しかも3人も。
同じ頃、学生向けのコンテンツを検討している友人二人の「壁打ち」相手を、ほぼ同じタイミングでする機会がありました。
なんと彼ら二人共が口を揃えて、
「社会課題をテーマに対話する場をつくりたい」
という結論になったのです。
その時のメモがこちら(メモは一人分しか残っていませんでした(笑))
何というシンクロニシティ!(笑)
というわけで、彼ら2人と、まずは実験的にオンラインの「対話」イベントを実験的に開催してみることにしました。
とにかく、一日でも早くニーズが本当にあるかを確かめたかったので、イベントの名称も、『「ソーシャルイシュー(社会課題)」を語りあう(=「対話」する)場」』なので、えいや、で
「ソシャり場!」
と決め、早速告知を開始したのです。
今までとはちがう反響
告知のフレーズも、「参加者同士が双方向にコミュニケーションする」ことを想起するようにしました。
(中略)
過去に撤退した「講義」っぽいイベントでは2~3人しか集まらなかったのに、今回はなんと8人の申し込み!
告知段階から、変化が現れました。
こだわったのは「つくりこまないこと」
そして迎えたイベント当日。
この「実験」をするにあたって、こだわったのは、「つくりこまないこと」。
我々オトナが諸々つくりこんで、
「こんなのどうよ」
とやるのではなく、
心理的安全性の確保がされることだけを担保した上で、
・対話のテーマ
・当日のタイムテーブル/進行
・開催日時
に至るまで、基本的に参加者の
「こうしたい」
を丁寧にききながら進めることにしました。
下の画像は、最初の対話のセクションにその題材を伝えたものですが、そもそも「あなたの興味・関心のある社会問題と、その理由」を口に出してもらうことで、「お互いを知り合う」ことができるようにしました。
結果、なされた「対話」(の一部)がこちらです。
本当にそうだった
事前の少人数のヒアリングで、「もっとアルムナイのメンバー同士で話したい!」という声は拾っていたものの、その声がどれだけ一般化されるのか不安だったのですが、その結果がこちらです。
(回答者数6人)
実に、アンケートに回答してくれた全員が、『参加者同士で「対話」できたこと』を「良かった」として挙げているんですよね。
想定では、時節柄「オンライン」で参加できること」ももっと票が集まると思っていたのですが、何しろ
『参加者同士で「対話」できたこと』 = 講師(的なオトナ)と「一方向」ではなく「参加者間の双方向」
が、彼らにとってのニーズであり、価値だったのです。
そのことを裏付けるかのように、満足度の平均も5段階評価で4.4と、非常に高いものでした。
まとめ
こうして、ソシャり場!2020年7月31日にスタートしました。
その後、隔週で開催を積み重ね(年末年始は少しお休み)、今日(2021年1月27日)現在では、11回を数えました。
そして、開始当初から大きく変わったことがあります。それは「運営メンバー」です。
上記でお伝えした第1回目から3回目くらいまでは、ほぼ僕一人がその役割を担っていましたが、現在では
・イベント当日のテーマぎめ
・告知
・当日の進行
全てを大学生の「世話(焼き)人」とよばれるメンバーが担っています。
それは、このソシャり場!が、『「対話」の場』という価値に加え、このnoteのシリーズのタイトルにもなっている『「対話」の場をつくるという「挑戦」を通して「成長」する』場としての価値が産まれたことを意味します。
次回は、その「世話(焼き)人」について少しお伝えしようと思います。
実験はつづく
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