愚痴

朝起きると、自分が嫌になっていた。
果てしのない、欝。
たしかに
昔にもこんな事があったと思う。
高校の頃だ。

自分以外はみな楽しそうに見え、
自分にはどんな幸福も持てないと感じる。
接点を持たないが故の苛立ち。
いや、接点を持ったからか。
心が、自分以外に対して、わがままを言おうとしている。
基本的には何も変わっていないのだ。あのドライアイスの頃と。
絶望感なんて言葉を、オモチャのように軽々しく振り回していた、あの頃が、
今はビルの彼方に見える。
足元が砂ぼこりで霞んでいる。

1990,01,15 18:28

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