泣きたいくせに

突然あなたの声が遠くなった
誰かそこにいるみたいね
確かに会える日は少ないけれど
不安じゃなかったわけじゃない
そっとそっと 指をのばしてももう冷たいあなた
きっときっと 誰かの優しさつかまえてしまったのね
薄雨の六月 泣きたい夜に 独りぼっちの
思いでは笑顔ばかり儚い記憶

卒業してからずっと友達も 遠くなる 昔になる
この頃仕事もやっと楽しくなり 自分の居場所見つけたつもり

ずっとずっと 目をそらしてたこと 「夢、叶うといいね」
もっともっと 勇気を持てれば 私変われたかしら

おざなりに過ぎた 毎日でも わかったことがある
あなたに迷惑 かけてごめん

薄雨の六月 泣きたいくせに 涙さえ こらえてしまう
あなたは倖せになれるから 私はそう思うから

1998,03,20(金) 21:24

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