種牡馬『ドゥラメンテ』~2022年4月30日、5月1日中央競馬開催結果から
中央競馬の楽しみ方は人それぞれ。。。
いやいや!
馬券で勝つこと!それが全てでしょ!!!
・・・誠にご尤もではありますが。。。
はるか昔、中学生の頃から、
関西馬を応援することで中央競馬を楽しんできた巳としては、
関西馬対関東馬、という中央競馬の構図と、
そして、
5年程度で父母から仔へと繋がっていく、
このスピーディーな世代交代の物語、こそが、楽しみかと。。。
競馬にしかない、競馬ゆえ、の魅力。
だからこそ、こんなに永く競馬から離れることが出来ず、
常に競馬は、私にとって、大きな関心事であり続けて、
関西馬の応援馬券は全く当たらなくても、
競馬がない、ことを考えられない人生を送る羽目に。。。
さて、
ここでは、競馬における、世代交代の物語の重要な存在、
『種牡馬』(父系)に焦点を絞って、
毎週のレース結果からそのデータを提示していきます。
毎週数字を羅列するだけで誠に退屈極まりないかもしれませんが、
その週の結果の中で気になったことを少なくとも一点程度、
偏見に満ちた想いを記しながら、楽しんで続けたい、と思っています。
ちょうど今の中央競馬は、
既に他界してしまった二大チャンピオンサイアーの力が翳り、
新しいチャンピオンの台頭が目の前にきています。
種牡馬の結果を追いかけるには、
非常に良いタイミング、とも思います。
一緒に楽しんでくれる人がいると励みになります。。。
では、
先週2022年4月30日、5月1日に開催された、
中央競馬全レース結果をまとめた種牡馬成績を、
エクセルでまとめましたのでご覧ください。
尚、お断りしておきますが、
全て数字は手元調べで公式なものではありませんので。。。
先週(4/30、5/1)の出走馬の種牡馬別頭数と3着内数。
先週出走馬を送った種牡馬は173頭になります。
(※出走数には除外、取消馬も含んでいます。)
頭数順にまずエクセルで一枚目。
それぞれ31頭分の種牡馬の成績を表示します。
今回、
やはり触れずにはいられないのが『ドゥラメンテ』
ディープインパクトに次ぐ5勝。
出走数は2世代のみでこれもディープインパクトに次ぐ33頭。
そして天皇賞・春(G1)を制した産駒タイトルホルダーの強さ。
今年は産駒がここまで充実した結果を残していますが、
先週も実に印象的でした。
ドゥラメンテ話をずっと続けます。
後でも出てきますが、
今年中央競馬において、
ここまで『父系』で最も勝ち鞍を挙げているのが『キングカメハメハ系』
昨年トップの王系『サンデーサイレンス系』を凌いで。
(ディープインパクト系とステイゴールド系を分枝としています。)
この『キングカメハメハ系』を、
始祖キングカメハメハを除けば、
『先輩』ロードカナロアと共に背負って立つ金看板の一頭がドゥラメンテ。
天皇賞・春(G1)を制した、
産駒タイトルホルダー(牡4歳 美浦栗田徹厩舎)の強さには唖然・・・
関西馬贔屓としては、
日経賞を見た限りでは、
今のディープポンド(牡5歳 栗東大久保龍志厩舎)なら、
大いにチャンスあり、
と思っていましたが・・・・
3角から4角、
他馬との手応えの違いは誰の眼にも明らかで、
あの時点で勝負あった、と観念・・・。
3200Mを逃げて、尚、上り最速、7馬身差・・・
あそこまで強さを発揮されると素直に脱帽です。
しかもその上がり時計は次に速い馬より0.6秒も速いもの。
0.6秒とは・・・
ゴールまで600Mの時点で一斉にヨーイドン、で、
ゴールでは4馬身程度の差、になるタイム。
それを、
スタートからハナを切って、2600Mを先導し続けて尚、
ですから。恐るべし。
魅せるフットワークは、
さすがに父ほどにはスケール感は無いけども、
力強さは十分。そして鋭い。
ライバル、と目された1番人気ディープポンドのそれと比較すれば、
少々残念ではあるけれど、その差は明らか、と認めずにはいられません。
次走は宝塚記念(G1)が予定されているようですが、
関西馬贔屓としては、
エフフォーリア(牡4歳 美浦鹿戸雄一厩舎)と共に、実に厄介・・・
続いて、勝ち鞍数を挙げた種牡馬の勝ち鞍数順に整理。
先週の勝馬72頭の種牡馬は全43頭。
ご承知の通り、彼ドゥラメンテは、
既に昨年の8月31日・・・亡くなっています。
まだ9歳、種牡馬として前途洋々、
生産者からは、期待、以外に何者も無かった筈・・・
特に社台グループの方々の落胆度合いは・・・
さぞ大きなものだったと愚考するばかりです・・・
ディープインパクト、に、父キングカメハメハ。
彼らも天寿を全うした、には若すぎる他界でしたが、
それでも『父』として一時代を築くには十分な時間を過ごし、
そして、偉大な足跡をも残してくれました。
昨秋からここまでの産駒の活躍ぶりを思えば、
存命でいれば、
彼は父と偉大なチャンピオンサイアーにどこまで肉薄したでしょうか・・・
そう、想像せずにはいられない、産駒達の走りっぷり。です。
次に先週全72レースの1番人気を送った種牡馬の人気別分布を。
先週1番人気馬を送った種牡馬は全45頭。
ドゥラメンテの産駒達はまだ2世代がデビューしたのみ。
初年度から順調に成績を挙げていて、
個人的にはその死後、更に産駒達の活躍が目立っている気がしています。
今年続々と生まれている(だろう?)産駒がラストクロップ・・・
今年デビューする2020年生まれの産駒達を含めて、
3世代がスタンバイ、しているのみ、なのは本当に残念です。
もし今年、
ロードカナロアがディープインパクトの牙城を崩せなかった、としたら、
来年チャンピオンサイアーの座に座るのは、
もしかしたら、
ロードカナロアではなく、ドゥラメンテ、かもしれません。
私は、残された産駒達のラインアップをよく知りませんが、
恐らくは、
ノーザン・社台グループの良血繁殖牝馬達の仔馬が多くいるでしょうから、
彼がこの世に送る計5世代の産駒達で、
間違いなくリーディングサイアーの座に就く、
とは、今の産駒達の活躍ぶりを加えて、至極当然の結論に思えます。
ドゥラメンテ話から逸れて。。。
上と下に『父系』の結果を。
キングカメハメハ系は先週も勝ち鞍数トップ。
そして下は、今年のここまでの年間の結果です。
どこまで遡ればいいのかデータが無いので分かりませんが
昨年までは『サンデーサイレンス系』がずっとトップ?
少なくとも昨年は約200勝くらいの差でキンカメ系は2位でした。
それが今年は。。。
この勢いはおそらくこの春2歳世代がデビューしても続くでしょう。
そして少なくともこの勢いを、
そのラスクロップが4歳を迎える4年後、2026年頃までは、
種牡馬ドゥラメンテがけん引するに違いありません。
デビューを待つ3世代の中から、
タイトルホルダーを更に超えて、
自身のような超A級馬が出てくるでしょうか。。。
個に突出した産駒が出てきそうな『キンカメ系』だからこそ、
出てきそうな気がしています。
その馬が『関西馬』であることを、
関西馬贔屓は願ってやみません。。。
・・・でも最近、
平均点の高い関西馬、
に対して、
チャンピオン級は関東馬・・・に思えるのがちょと気がかり・・・
では最後に、
個人的で偏見に満ちた評価を数値にしたものを。
まずは一枚目。
馬券になったかどうか。
つまり複勝率が基本です。
そして人気と絡めます。
3番人気以内に支持されて、4着以下になった場合は『減点1』
減点はこれのみ。です。
加点は、
1番人気で1着。
4番人気以下で3着内。それぞれ加点0.5
3着内に入った数に上の加点と減点を行って、
出走頭数で割ったのが『評価』になります。
あくまでも個人的で偏見に満ちた数字・・・です。
最高点は『1.500』
下はマイナス点にもなります。
先週の結果では、
出走頭数を考慮すれば、
ホッコータルマエ、
キンシャサノキセキ、
リオンディーズ、
等が優秀に思えます。
ここでも『キンカメ系』が。。。
これ以下は『0.000』が続いているので省略します。。。
ラスト1枚はマイナス評価となった種牡馬たち31頭を・・・
・・・『キンカメ系』の金看板の一頭ロードカナロア、
とルーラーシップの名が。
だから競馬は面白い、ものです。
ここで宣伝を。
上に記してきたエクセルのファイルですが・・・
月毎、一開催別にファイルを制作してstoresで販売しております。
ただ今、4月分を作成中です。
また、
2021年度のファイルを一纏めにしたものも後日アップする予定です。
もし今回の記事にご興味頂きましたら、
中央競馬 【人気と着順】エクセルファイル集 (stores.jp)を、
一度ご覧ください。
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