見出し画像

リアル百姓貴族!私に動物に関わることを応援してくれた父方の祖父の話。

この祖父というのは


「若い頃集落のため池で農耕馬を泳がせたことがある」


と法事のとき親族に言わしめた人です。

荒川引先生の親父殿かなと。リアル百姓貴族だった人です。
ただ違うのは北海道ではなく北関東の某県ですが。

祖父はとても進んでいる人で、第2次大戦中負傷したときに
将校用の病棟に担ぎ込まれたが上等兵だと身分が判明した途端に
病棟を叩きだされたという経験から

「お前たちは農業を継がんでもいい、勉強して偉くなれ」


と子供である父や叔母に話して聞かせ、農業の傍ら新しいものが流行し、収入に繋がりそうなものを見つけては仕事にしていったというすごい人でした。


そんな人だったので、「世間的に尊敬される」ような学歴があるわけでも仕事についているわけでもない私のことを誇ってくれていることはないと思っていました。


祖父は戦地での経験から「勉強ができる偉い人なら生き残れる」という経験を伝えることが家族への愛情の表現だったのでしょう。


「お前が動物に関わることをしているのが嬉しい」


まだ聞こえなかった父方の祖父の声をとある見える方から聞いて一瞬耳を疑いました。


てっきり役に立たない活動、現実的な価値のない仕事をするような恥知らずとあきれられていると思っていたからです。


「笛を買え事件」から、亡くなった家族の声が聞こえるようになった私はふとたずねてみました。


「おじいちゃんはどうして私が動物と話ししたり乗馬してることを喜んでくれたの?」


という私の問いに

「俺も馬が好きだったから」

「馬は家族だと思って俺は仕事していた。お前が今勉強してる乗馬は馬を道具じゃなく家族、仲間として扱う技術だろう」

「だからお前は俺の孫だと感じて嬉しいんだよ」


と伝えてくれたのでした。


「トーラさんはご自分の波動が軽くなった上にご先祖様の強い後押しがありますね」


と以前話していたことがこのときまた腑に落ちたのでした。


私は愛されている。ありがとうおじいちゃん。


そう思えるようになれた自分が嬉しいと感じたのでした。


いいなと思ったら応援しよう!