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世界観のある撮影をする為のスタジオ選択のポイント(初級編)

1、根本的な広さ

空間をデザインしたければ広さが必要です。
そもそも狭いと空間を有効に使うことができずないです。
またストロボを置く位置も限られてライティングを組めないこともあります。ストロボはライトスタンドセットで1㎡以上占有します。

また写真作品として大切な要素として「奥行き」があります。
狭いとそもそも奥行きを構築できません。
自分の感覚としては36㎡以上(縦6m/横6m)は必須かなと思ってます。

2、窓からの光の入り具合と遮光可能か?

自然光で撮りたい人は必須項目ですね。
特にスタジオの俯瞰の図面があるといいです。借りる時間帯と窓の方角も鍵です。(あと窓の素材も:透けるか否か)
ただ窓があるから光が入るかというとそうではなく隣接の建物との関係性が鍵になります。またビル街だった場合はビルの光の反射が第二の太陽的な光として差し込む場合もあります。Googleマップで窓の方向に大きい建物がないかも確認しておくといいです

逆でライティングのみでしたい人、光源を1種類にしたい人は遮光ができないと夜を待つしかなくなります。夜になっても都内で2階だったりするとちょうど信号や看板と同じ高さで光が邪魔なんてこともあります。

3、天井高(最低2.5m以上欲しい)

天井が低いとライティングした時に光が作りにくく(陰影がつけにくい)なります。トップライトを打つ場合は尚更です。
  広さ✖︎高さは 鍵です。 たまに広角レンズでとってあるスタジオもあるので図面と数字を見ましょう。

これは主観ですが、広角で撮っているスタジオは信用度低いです。他にも何かを誤魔化している可能性が高いです。
逆に50mmのレンズ(人間の目で見える範囲と同じ画角)で撮っているスタジオは信用できます。

4、壁や家具の素材感(安いとテカる)

これは特に、ライティングした時ですが、個人的ここまでの経験値としてお手頃なスタジオは壁などの素材が安価で光ります。
ツヤとかではなくて安っぽく光ります。(レタッチの時の処理が大変です)
比較的高級な素材だとそれは起きないのでやはりスタジオ制作費=スタジオ代に反映という感じです。スタジオも不動産価値が高いと利用料が高いです。

5、撮影空間脇の余白(機材がおけるか)

意外と忘れがちなので書いておきます。
撮影スペース充実してます!みたいなスタジオあると思うのですが、
大体が撮影スペース作ること重視でライティングのことが考えられていないことが多いです。
部屋の端っこの角に撮影スペースあるけどどうやってライトおく?みたいなスタジオが沢山あります。(とりあえず、ライティングにこだわりなしで映るが目的なら問題ないのですが・・・)
明るくするだけが目的じゃなく陰影のあるライティング込みで世界観を重視している方は辛いかと。

以上でした。(メモ的です。)


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