あまり知られていない写真における視線誘導で知っておくべきこと
前提とゴール
↓
最初に知っておくべきこと
人間は目は2つなんですが、同時に見れる箇所は1つです。
※特に寄った時ほど顕著になります。引いて全体を1つとして見ているときは別です。これを前提として話を進めていきます。
特に意識すべき3つのこととは?
意識すべき点を考えたと時に以下の3点が主な要素になります。
「人体(顔、目)」、光、構図(空間の切り取り方)の3つになります。1つずつ解説していきます。
1、人体(顔・目)
まず人が写っていた時の場合です。
特に「目」が写っているかいないかは大切な要素になります。
顔が写っている時は目に視線が誘導されます。
①目が写っている場合
まず顔、特に目が写っている場合ですが視線は目、顔周辺に行くと思います。(左側の写真)
②目(顔)が写っていない場合
目(顔が写っていない場合)は一番明るい部分に目線が行くと思います。
なので大きな分岐点として目が写っているか否かは大きな境目になります。
2、光
次に光における視線誘導ですが、大切なのは「一番明るい部分」「光の筋」になります。
特に人(目)が写っていない場合は一番明るいところに視線が誘導されると思います。これはコントラストが高い方がわかりやすいです。
また、光の筋(陰影)があった時はその筋を追い最終的には一番明るいところに辿り着くのではないでしょうか。(右の下の写真)
以下具体例を出します。
スポットライト的な光は上記の条件を満たしてとてもわかりやすいです。
魅せたいところ=一番明るい になっています。
光の筋の先に人を配置すると人間は光の筋を追う傾向があるので自然と人にフォーカスさせることができます。
上記の場合、いずれも黒の部分は情報が無として認識されます。さらに応用したパターンは以下です。
光の筋の先に魅せたい順番に配置するとわかりやすいです。光の筋が左上から真ん中中央に向けて差しているので 花、人(顔)の順で配置すると視線誘導も同じ「花、顔」の順で見ると思います。(左)
左上からベットのシーツぬ向かって光の筋があります。
窓→人・花→ベットのシーツのような流れで視線が動くと思います。(右)
説明がなくても写真1枚の中で意図的に視線誘導を作ることができます。
より効果的な使い方
ここまで2つの要素をより有効的に使うなら以下の条件で撮影するとより視線を人(被写体)にフォーカスさせることができます。
3、構図(空間の切り取り方)
・背景処理と余白
被写体をより際立たせる為に被写体周辺とその背景処理が大切になってきます。
2つだったら「どちらが見やすいですか?」
背景処理とは簡単にいうと要素を整理して見やすくするということです。特に小さい画面やサムネイルのような小さい画像の時ほどこれは顕著になります。
その中にでも特に大切なのが
・文字情報の排除
→写真内で文字情報があると人間はそれを読んで意味を理解してしまいます。視線の誘導どころではなくなる。
・被写体の顔まわりの余白
→顔の周りや後方には余白があり、すっきりしていた方が表情にフォーカスしやすくなる
おまけの話
・媒体に合わせる
使用媒体に合わせると写真はより見やすくなります。
例えばWEBの場合
基本的にはこの視線の流れをするので それに沿った写真があると見やすいです。
スマホの場合だとこのようになります。なのでそれに合った光の筋と配置を意識するばいいです。具体的には以下です。
スマホなどで見るものの場合は左から右下への視線の流れを意識しましょう。
左側から光が来れば右側に影が出ます。
商品>影 の流れになり、最初に商品を魅せることができます。
これが反対になると影>商品となってしまい最初に商品にフォーカスさせることができません。
さらに光の筋を意識してその延長線においてあげれば上記のようにストーリー性を持たせることもできます。
・男性脳、女性脳
・肌の面積
人間は画面全体の肌の面積が一定数を超えると特定に被写体というよりは
まとめ
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