バブルヘッド
ただ君を聞いては
僕は下手でも聞かれたい
でも君は一緒に歌うなという
でも君は一緒に歌えよという
ただ君のそばで
君が上手くても聞いてたい
でも君はわからないという
でも君はわかって欲しくない
だから、黒尽くめの這いつくばる顔の白い、タイツを履いた。黒のスクリーンで君に頭を振っては君の歌を聞くように君を見開いては
瞬きなんてしない
君が震えるほど
瞬きなんてしない
君が震えるほど
彼らの瞳は剥かれてゆく
彼らの口元は愛される
瞬きなんてしない
君が溶けるほど
瞬きなんてしない
君が溶けるように
彼らの爪は砕かれてゆく
彼らの牙は砥がれてゆく
でも君を聞いては
僕は下手でも聞いて欲しい
でも君は僕のそばにいたい
でも僕は君のそばにいたい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?