2021年 マイベストアルバム
はじめに
2021年もたくさんの素晴らしい音楽に出会えましたが、音楽シーン、特にライブシーンを振り返ると2020年に続いて厳しい状況が続き、昨年と同様に新たな生活様式の中で音楽に触れた一年でした。
2021年は後半の2〜3ヶ月に素晴らしい作品に出会えたので年末のギリギリまで悩みに悩みましたが、苦しみながらも何とか年間ベストアルバム30作品を選びました。
ちなみに過去の年間ベスト記事はこちら。
では早速2021年のマイベストアルバムです。
記事後半には総括的な文章も掲載しているので、よければ最後まで御覧ください。
2021年 マイベストアルバム30選
30. Robert Plant & Alison Krauss『Raise The Roof』
29. indigo la End『夜行秘密』
28. Tyler, The Creator『CALL ME IF YOU GET LOST』
27. 東京事変『音楽』
26. YOASOBI『THE BOOK 2』
25. Måneskin『Teatro d'Ira - Vol. I』
24. Inhaler『It Won't Always Be Like This』
23. BiSH『GOiNG TO DESTRUCTiON』
22. Ken Yokoyama『4Wheels 9Lives』
21. Official髭男dism『Editorial』
20. Squid『Bright Green Field』
19. B'z『FRIENDS III』
18. Ed Sheeran『=』
17. Japanese Breakfast『Jubilee』
16. Justin Bieber『Justice』
15. Little Simz『Sometimes I Might Be Introvert』
14. SHISHAMO『SHISHAMO 7』
13. 羊文学『you love - EP』
12. 佐藤千亜妃『KOE』
11. カネコアヤノ『よすが』
10. CHAI『WINK』
09. lyrical school『Wonderland』
08. Taylor Swift『RED (Taylor's Version)』
07. Billie Eilish『Happier Than Ever』
06. Adele『30』
05. Weezer『OK Human』
04. 黒木渚『死に損ないのパレード』
03. 橋本絵莉子『日記を燃やして』
02. Bruno Mars, Anderson .Paak & Silk Sonic『An Evening With Silk Sonic』
01. Olivia Rodrigo『SOUR』
2021年の総括
マイベストアルバムについて
2021年のベストアルバムはOlivia Rodrigoでした。
女優としての活動は全く知らず、Twitterで「『drivers license』や『Good 4 U』がUSやUKを中心に爆発的にヒットしている」というニュースを見たことをきっかけに聴き始めました。
すでにティーンのポップアイコンとして人気を確立している彼女ですが、音楽のスタイルは幅広く、グランジやオルタナティブ, パンクといったロック 色の強い楽曲や、Taylor Swiftの影響を感じるフォーク系の楽曲もアルバムに収録されており、早くも次回作や今後の活動が楽しみになる1枚でした。
2022年2月に開催される第64回グラミー賞では主要4部門にノミネートされるほどの盛り上がりを見せており、どれほどの記録を残すことになるのか非常に楽しみです。
2位のSilk Sonicは昨年のグラミーのパフォーマンスを見てからアルバムの期待値がかなり上がっていましたが、期待以上の名盤で文句なしのTOP3入り。
3位はチャットモンチー完結後初のソロアルバムとなった橋本絵莉子さんの アルバム。
歌詞、参加ミュージシャン、楽曲と語るべきことはたくさんありますが、改めてボーカルが最高にいい。また歌声が聞けたことがなにより嬉しいです。
ストリーミングサービスの話
地味に毎年振り返っているApple MusicやSpotifyを始めとする音楽ストリーミングサービスの話。
日本国内で音楽ストリーミングサービス(サブスク)が本格的にスタートして約6年が経過したので新たなトピックも少なくなってきましたが、個人的な2021年のトピックは以下の2つ。
B'z 全曲ストリーミング配信解禁
音楽ストリーミングサービスの進化
1つ目はB'zのストリーミング解禁。ようやく解禁されましたね。
個人的にはほぼすべての音源を持っているので何かが大きく変わることはないものの、ストリーミング解禁と同時にTwitterや様々な媒体でプレイリストの公開で盛り上がり、Spotifyでは松本さん、稲葉さんそれぞれが選曲したプレイリストを公開したりなど、改めてB'zの楽曲で盛り上がれたのはシンプルに楽しい時間でした。
残念なのは12月にリリースされた最新作『FRIENDS III』が発売と同時にストリーミング解禁されなかったこと。
「最新作は遅れて配信する」というケースは珍しくはありませんが、今の時代を考えると発売と同時に解禁してほしかった気持ちもあります。
2つ目のトピックは音楽ストリーミングサービスの進化です。
2021年は各サービスの差別化としていくつかの新機能がリリースされました。
印象深いのは「ロスレス/ハイレゾ対応」「SpotifyのMusic + Talk機能」「Apple Musicのドルビーアトモス(空間オーディオ)機能」の3つ。
今までの音楽ストリーミングサービスサービスは「UIが優れている」「あるミュージシャンの楽曲が独占配信されている」「レコメンド機能が優秀」といった理由で選ばれることが多い印象でしたが、2021年は各サービス独自の機能がリリースされ、よりサービスが進化した一年だったと思います。
私自身も2020年にApple MusicからSpotifyへ移行したものの、ロスレス/ハイレゾ対応や空間オーディオ対応に魅力を感じ、2021年に再びApple Musicへ出戻りしました。
Spotifyに関しても新たにリリースされた「Music + Talk機能」や今後リリース予定の高音質配信プラン「Spotify HiFi」など、今後の進化が非常に楽しみです。
特に「Music + Talk機能」は個人の音楽・ラジオ配信(視聴)体験が大きく変わる機能だと感じているので、今後の拡大や他社がどのように追随していくのか非常に気になります。
ライブの話
2021年もライブ, フェスシーンにとっては厳しい一年が続きましたが、2020年と比較するとフジロックやVIVA LA ROCK, COUNTDOWN JAPANなど有観客で開催されるケースも増えてきたので、少しずつ明るい光が見えてきた一年だったと思います。
個人的にも今年の9月に約一年半ぶりにライブに参加しましたが、声は出せない環境ではあったものの、久々の生の音とライブの空気感が心地よくて最高でした。
2022年はどのような一年になるのか全く予測が付きませんが、今よりもライブシーンが盛り上がるような年になることを願います。
最後に
以上が2021年の年間ベストアルバムです。
次回は年明けにはなりますが、2021年の年間ベストソングを公開する予定です。
それでは良いお年を。