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高年収企業への内定方法(あくまで仮説)

私は、総合系コンサルと外資系ITにはいたことがあるが、総合商社や外資系金融、戦略系コンサルにいたことはない。そのため、あくまでも仮説として読んでもらいたい。

大前提

東大、京大、一橋大学、早慶(上位)くらいの大学でないと、内定は極めて難しい。そこはご理解いただきたい。また、今はジョブ型採用と従来型採用の移行期であるため、専門性だけ磨くのはリスクがある。従来型の「大学生活をリア充として過ごす」ことにも時間を割いてほしい。そのため、二正面作戦が求められてしまい、私の頃よりもむしろ高年収企業の内定は難しいと考えられる。総合系コンサルは内定が大盤振る舞いなので、この中では比較的内定を取りやすい。

総合商社

従来型の商品を流通させるビジネスよりも、儲かりそうなプロジェクトに投資する「投資型ビジネス」が主流である。そのため、最低限のファイナンス・会計知識はほしいところだ。ITのプロジェクトと異なるのは、ITはシステムを無事に完成させればOKだが、商社のプロジェクトは収益を出してはじめて成功となることだ。商社のニュースは片っ端から全てチェックし、どうすれば収益を高くできるのか自分なりに考えてほしい。その仮説を、OBOG訪問でぶつけて答え合わせすると良いだろう。

外資系金融

高い英語力と、体力、頭脳が必要となる。また、経済学や金融の知識、M&Aの知識も必要だ。申真衣さんは東大経済学部金融学科からゴールドマン・サックスに就職した。会計・ファイナンスの知識に加えて、体力も必要であるため、スポーツ経験も必要かもしれない。最低限、ファイナンスやM&Aについて勉強して知識を身につけること。また、平日は毎日、モーニングサテライト、日経モーニングプラスFT、WBS、NIKKEI NEWS NEXT、日本経済新聞で情報収集したほうが良いだろう。

外資系IT・総合系ファーム

外資系ITと総合系ファームの違いは、自社ソフトがあるかどうかと、営業があるかどうかだ。セールスフォースやSAPジャパン、日本オラクルは新卒採用で営業の募集があるが、コンサルには無い。これは、コンサルの場合は、シニアマネージャー以上のハイランクがセールスの責任を負うためだ。今はコンサルバブルであるため、むしろ、SAPジャパンや日本オラクルは難易度が低下している可能性があり、狙い目かもしれない。各種ソフトの知識はもちろん、各種ソフトでどのように企業経営を改革できるのかまで勉強してほしい。Googleはおそらく、外資系ITの最難関と思われるが、東大理系などであれば挑戦しても良いだろう。

戦略系コンサル

マッキンゼーやBCGは、東大でないと厳しいかもしれない。特に東大理系が良い。だが、早慶文系上位でもたまに内定できるので、文系も諦めずに受ける価値はある。経済学や経営学の勉強、各種企業の経営戦略のケーススタディの勉強は一通りやってほしい。また、昨今はマッキンゼーやBCGですら、AIなどのテクノロジーを重視しているので、AIをどのように経営に活かすのか、勉強してほしい。必読は、マッキンゼーのアプリ「McKinsey insights」だ。これは必ず読んでほしい。

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