私立文系(慶應経済・早稲田政経)は、なぜ活躍できるのか?
学歴大好きのWakatteTVやネット掲示板は、私立文系を毛嫌いするが、彼らの攻撃も虚しく、私立文系、特に慶應経済と早稲田政経は政界と財界で非常に強い。唯一弱いのは中央官庁だけだ。なぜ、私立文系の慶應経済と早稲田政経は強いのか?
東大落ちがいる
わずかではあるが、慶應経済と早稲田政経には、東大落ちがいる。東大落ちは、一橋大学の学生よりも賢い場合があるため、そうした学生の頭脳レベルは高い。
付属上がりがいる
付属上がりは、大学受験を回避して、スペック上げに専念できる。そのため、資格試験や英語に強い。
帰国子女が多い
慶應経済と早稲田政経、早稲田国際教養には帰国子女が多い。中高と帰国子女枠があるし、学部入試でも帰国子女枠がある。早慶は、しょせん、英語が話せる人材のほうが偏差値よりもハイスペだと割り切っているのだ。
文系の能力に数学はあまり関係がない
司法試験予備試験でも、公認会計士試験でも、高度な数学は必要ない。ビジネスでも同じだ。中学レベルの数学ができれば問題ない。むしろ、法律の条文や、会計規則の暗記や、論述さえできれば、難関資格は合格できるのだ。それに、慶應経済の大半は数学受験だし、付属上がりは数学ⅢCまで勉強している。早稲田政経も、数学必須になった。早稲田政経の二次試験は、グラフなどを読み取って論述しなければならない。慶應経済と早稲田政経は、国立信者が思うほどには数学を苦手とはしていない。
数の力
東大京大一橋大の文系は少数精鋭であるため、多数派を握りにくい。慶應と早稲田は、総合コンサルでも金融でも多数派となる。唯一、東大が多数派なのは戦略コンサルだろう。