ハリス氏ピンチ!?アメリカ大統領選!
なんと、今までの予想が覆され、直近の世論調査では、激戦州全てでトランプ氏がリードするという、信じられない調査結果が出ている。もちろん、調査した会社によって多少の誤差はあると思うが、あと3週間しかないことを考えると、ほぼトランプ氏の勝利と思われる。株式市場もそれを織り込み始めた。なぜ、下馬評では有利だったハリス氏は失速したのか?
ハリス氏は法律スペシャリスト
ハリス氏は検事の経験が長いため、経済オンチ、外交オンチとされる。そのため、昨今のインフレによる貧困層の怨嗟もつながり、バイデン・ハリス両氏を否定する世論につながっている。ビジネスで成功するには、尖ったスペシャリストが有利だが、政治家の世界はジェネラリストのほうが有利だ。
中東の有事
民主党支持者はリベラルが多い。だが、バイデン政権はいまだにイスラエル寄りの姿勢を崩さない。これは致し痒しだ。ユダヤ系の人は富裕層が多いため、もしパレスチナ寄りになると選挙資金でトランプ氏に負ける。だが、イスラエル寄りだと平和リベラル論者の支持を失うことになる。
ハリス氏は思いつきが多い
ハリス氏は、保守系のFOXニュースに出演したり、黒人男性向けの公約を発表したり、超党派の組織をつくると約束したりしている。一見すると、支持者を増やそうと懸命なようだが、ネガティブに働く可能性もある。一連の動きは、黒人男性向けの公約以外は、コアな民主党支持者が離反しかねないならだ。選挙というのは、コアな支持者とライトな支持者、そして浮動票をとらないと勝てない。一連のハリス氏の動きは、浮動票は取れても、一番大切なコア支持者を失いかねず、非常にリスクがある。ハリス氏は、思いつきで行動するからだと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?