日本では誰が幸せで、報われているのか?一流大学卒業でも幸せは無理ゲーか?

よく、一流大学卒業でも就職活動に失敗とか、出世できないとか、そういう失敗談がある。しかし、一流大学卒業で一流企業に就職して出世できても、そうした人を私はあまり「幸せ」そうには見ることができなかった。一般的には大成功といえるキャリアであるにもかかわらず、だ。

例えば、総合コンサルで最年少レベルの早さだと、29歳でマネージャーに昇進(約7年)し、年収は1000万円を超える。しかし、壮絶な長時間労働をして、競争に打ち勝つ必要がある。そういう人を私は知っているが、深夜2時にも働いていた。SAPの動作ログに深夜2時の記録があったので間違いない。こういう、ワーカホリック系でないと、コンサルティングファームや外資系金融では出世することは不可能なのだ。実力主義なので、こうした企業ではJTC(伝統的日本企業)特有のムラ社会や理不尽さは少ないが、実力が無いと「駄目人間」扱いで、普通に罵倒される(最近は少しマイルドになったが)。

一方で、JTCだと、年功序列で、オッサンどもに媚びを売り、ヨイショ・ゴマすりして、奴隷のような扱いになる(こちらも昔よりはかなりマシにはなっているが)。それをやらないと、JTCでも出世できないし、外資系と比べて昇進はずっと遅い。年収1000万円到達も非常に遅い。

・・・厳しい受験戦争に勝利し、就活にも勝利し・・・そして今度は長時間労働かJTCのクソみたいな空気で飼い殺しされるか。どちらかを選ばないといけない。

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