小説ロマンシングサガ3-宿命を乗り越えて- 第15話 ミカエルの策謀~リブロフ軍・神王教団軍との決戦~ビューネイ軍襲来

ミカエルは、リブロフとピドナにスパイを送り込み、「ロアーヌ侯爵ミカエルは、北方のモンスター討伐のために遠征に行く」という嘘の情報を流させた。そして、実際に影に北方まで偽の遠征に行かせることにした。

これで、相手の情報をかく乱し、ロアーヌへ攻め込ませたところを、叩きのめす作戦だ。

そこへ、モニカ、ユリアン、ハリード、エクレアがロアーヌへやってきた。

「殿、モニカ様がお帰りになられました」

「よし、通せ」

「お兄様・・・申し訳ございませんでした」

「よい・・・手紙にも書いたが、そのことは私は気にしてはいない。もともと、お前の意思を尊重するつもりだった。無理に嫁がせるつもりなどなかったのだ」

「お兄様・・・私が誤解しておりましたわ・・・本当に申し訳ございません」

「だから、もうよい。そして、モニカがロアーヌから出ている間、ユリアン、ハリードが護衛してくれたのだな?感謝するぞ」

「いや、俺は、たまたまバンガードで会って、そこから一緒に来ただけだ。ほとんどユリアンが護衛していた」

「そうか、ユリアン、ご苦労であった。うむ、その娘は誰だ?」

「エクレアという者で、ピドナの街で仲間になりました」

「エクレアです。よろしくお願いいたします」

「その娘は、戦いはどうなのだ?」

「小剣の腕は確かです」

「そうか・・・では、これから、非常に大切な作戦を話すので、どうか聞いてほしい。どうも、ピドナのルートヴィッヒと神王教団がつながっているらしい」

「ああ、それは、俺も知っていた」

「布教の手伝いをルートヴィッヒがしているだけではなく、どうも軍事的な関係性もあるようだ。さらに、ビューネイのモンスターどもとも結びついているとの情報もある」

「なに・・・それは初耳だな」

「リブロフから、おそらくルートヴィッヒの息がかかった兵士たちがロアーヌ軍に戦いを挑んできたのだ。次はおそらく、神王教団の軍も合流して、ロアーヌへ攻めてくる」

「ミカエル・・・さすがだ。そこまで読んでいるのか」

「そこでだ・・・ハリードよ、お前は軍事指揮の経験も豊富と聞いている。ロアーヌのためにひと肌脱いではくれぬか?」

「カネさえもらえれば、俺はかまわないぜ」

「軍事作戦の詳細は、ハリードに伝える」

「待ってください、俺も、戦争に参加させてください」

「ユリアンよ、お前の任務はモニカの護衛だ。それを忘れるな。モニカを宮殿内で護衛していてくれ。エクレアという娘も頼む」

「お兄様、ユリアンと旅をして、私も強くなりました。私も戦いに参加したく存じます」

「こればかりは駄目だ。モニカは、宮殿にいるように」

その後、ミカエルと少数の軍事参謀と、ハリードだけで作戦会議が行われた。

「敵軍は、リブロフ方面からと、南の砂漠からくる。そこで、ロアーヌの南の平原で合流し、攻めてくるはずだ。ハリードよ、お前は、ロアーヌの一部の軍を率いて、奇襲をしかけてくれ。南の砂漠からくる神王教団の軍に奇襲をかけて、リブロフ方面からの軍と合流できないようにするのだ」

「わかった。だが、ルートヴィッヒは、ピドナの軍は使ってこないのか?」

「スパイをもぐらせていて、そのあたりも調査済みだ。奴は、ピドナの軍を大々的に動かす気はないようだ。メッサーナ北部の状況も安定しておらず、ピドナの守りを緩めるリスクがあると考えているようだ」

「そこまで把握しているのか・・・恐ろしい人だ、あんたは」

「ハリードよ、お前は神王教団に恨みがあるだろう・・・わが軍を率いて、思い切り、神王教団の軍を叩いてくれ。私が指揮する軍は、リブロフ方面からくる軍を叩く。そのままリブロフへ進軍し、ルートヴィッヒ派の軍を壊滅させる。リブロフには、ゲッシア王朝の残党も多数いると聞いている。可能であれば、リブロフで反乱を起こすように、仕向けられないか?」

「そうだな・・・俺の元部下たちが、リブロフには大勢いる。可能だと思う」

「よし・・・決まりだな。奴らの軍はあと数日以内に攻めてくるはずだ」

ハリードが指揮する軍は、ナジュ砂漠北方にある山がちな地形に陣取った。ナジュ砂漠から北方へ抜けるルートを神王教団の軍が通るところを、側面から奇襲をかける作戦だ。

一方、ミカエルの軍は、ロアーヌ南西に広がる平原に陣取る。これで、リブロフ軍と神王教団軍は合流できず、壊滅させられるとミカエルは計画した。

ハリードの軍は、望遠鏡でナジュ砂漠方面から神王教団軍が来るのを待ち構えていた。

「ハリード様!砂漠から、神王教団の軍勢がきました」

「よし、いよいよだな。タイミングを間違えるなよ。ばれないように、奇襲をしかけるんだ」

神王教団の軍が、山と山の間の切通になっている細い通路にとおりかかったとたん・・・側面からハリードの軍が一斉に矢をいかけた。

神王教団の軍は突然の攻撃に、総崩れとなった。

「いまだ、一気に突撃をするぞ!」

神王教団の軍は完全に混乱状態に陥っていた。

「なぜだ、なぜロアーヌの軍がこんなところにいる?ええい、自爆部隊を使えい!」

神王教団の軍は、死を恐れず、戦いに貢献すれば天国へ行けると洗脳されている。そのため、爆弾を持って特攻をしかけてきた。

「まずい、あれは特攻部隊だ。以前、奴らと戦ったときもあれに苦しめられた。いったん、引くぞ!」

ハリードの部隊は、いったん後退し、自爆部隊からのダメージを最小限に抑えることに成功した。

一方、リブロフ軍が合流地点に到着しても、神王教団軍はまったく来る気配がなく、リブロフ軍はいらだちを隠せなかった。

「どうしたのだ?そろそろ合流しなければいけない時間だ」

そこへ、ミカエルが指揮をとる軍勢が、一気にリブロフ軍を攻撃した。

「ま、まさか・・・ミカエルの軍が?なぜ、ここにいるのだ?北方へ遠征に出ていたのではないのか?」

リブロフ軍も総崩れとなり、リブロフ軍は本拠地のリブロフへ退却をはじめた。

「殿、敵軍は退却をはじめています。追いますか?」

「当然だ、一気に奴らを壊滅させる」

そのころ、ハリードの元部下の兵士たちは、リブロフで反乱を起こしていた。リブロフに残された少数の守備部隊はゲッシア王朝の元兵士たちによってほぼ全滅させられていた。

「伝令です!リブロフが、ゲッシア王朝の残党に占領されました」

「なんだと・・・もはやこれまでだ、ミカエルに投降するしかない」

神王教団軍はナジュ砂漠へと退却し、リブロフ軍の大半は散り散りに逃げるか、ロアーヌ軍の捕虜となった。

「作戦は成功したな、ハリードよ!」

「ああ、そうだな」

そのころ、ピドナのルートヴィッヒの元には、伝令が入っていた。

「将軍!リブロフ軍は壊滅しました。神王教団軍も、ナジュ砂漠へと退却した模様です」

「なんだと・・・信じられぬ。作戦は失敗だ・・・くそ、もっとリブロフに力を入れておけばよかった」

「・・・くそ、こうなったら、最後の手段だ、ビューネイ様に泣きつくしかない」

マクシムスは、ビューネイに使者を送った。

「ロアーヌ占領のために、貴軍を進撃させていただけますでしょうか。見返りに、宿命の子を探し出し、捕らえることに全力で協力させていただきます」

ミカエルとハリードの軍は、作戦の成功を受けて、ロアーヌへ帰還するところだった・・・。ところが、予想外の展開が待ち受けていた。

「殿、タフターン山より、多数のモンスターの軍勢が攻め寄せております」

「なんだと・・・今度はビューネイ軍だな。迎え撃つぞ!」

ビューネイ軍は空を飛行しながらロアーヌへ進撃してきた。沼地も平気で飛び越えてくる。

「よし、ここは賭けだが、重装歩兵ではなく、装備の軽い軽装歩兵で一気に沼地を通り抜けて敵軍を叩く」

ロアーヌ軍は、速攻前進を行い、沼地を超えてビューネイ軍と交戦した。しかし、先にリブロフ軍・神王教団軍と戦って疲弊していたこもあり、苦戦を強いられた。

「殿、わが軍の防衛ラインが突破されます!ビューネイ軍の大半は撃破しましたが、一部残党がロアーヌへ侵入する見込みです」

「かくなる上は・・・私が自ら、奴らと戦う!」

「俺も一緒に行くぜ!」

「ハリード、頼む!

ミカエルは、精鋭部隊とハリードを連れて、ロアーヌの城門前に立ちはだかった。

「ロアーヌはこの私が守る!」

ビューネイ軍の残党が次から次へと押し寄せてくる。

「ファイアクラッカー!」

ミカエルは、複数の敵に同時に攻撃できる技を何度も繰り出し、ビューネイ兵を100体以上倒した。ハリードも、残像剣を使って、多数のビューネイ兵を倒した。しかし、あまりに数が多すぎる。

「しまった!倒しきれなかったビューネイ兵が、宮殿に向かっている!」

「ファイアクラッカー!」

「残像剣!」

モニカ、ユリアン、エクレアが、宮殿内に侵入したビューネイ兵を完全に仕留めた。

劣勢になったビューネイ兵残党は、タフターン山へと退却していった。

「モニカ、ユリアン、エクレア・・・お前たち・・・本当に感謝する。モニカ、お前の腕を過小評価していたようだ、兄のために、助力してくれて、ありがとう」

「いいえ、お兄様・・・私も、戦えることを認めていただき、ありがたく存じますわ」

ピドナでは、マクシムスが憤激していた。

「ビューネイ様の軍までもが・・・くそおお!」

ロアーヌでは、ミカエルたちが今後の対応を話し合っていた。

「これからどうするか・・・ビューネイを叩くか、それともピドナを叩くか」

「ピドナは、表向きは今回の戦争に参加していない。さすがにピドナに攻め入るのはまずいだろう。ビューネイと神王教団を叩くべきだ」

「アビスゲートが完全に開いてしまえば、もうどうしようもない。先にビューネイを叩くか」

「俺は、ピドナで詩人から聞いたんだが、聖王はドーラという竜の背に乗って、空中でビューネイを倒したらしいぜ」

「なるほど・・・で、そのドーラというのはまだ生きているのか?」

「それが、ドーラは人を襲っていたので、聖王に倒されてしまったようだ」

「そうか・・・では、タフターン山に攻め入るしかないか。ハリード、モニカ、ユリアン、エクレア、私とともに、タフターン山へ攻め込んでくれぬか?」

「お兄様・・・ありがとうございます。ご一緒します」

こうして、ミカエルたち一行は、タフターン山へ攻め入ることにした。

Michael sends spies to Ribrov and Pidna to spread false information that "Michael, Marquis of Roane is going on an expedition to subjugate the monsters in the north''. And he decided to actually let Shadow go on a fake expedition to the north.

With this, it was a strategy to disrupt the opponent's information and beat them to the point where they attacked Roanne.

Then Monika, Julian, Khalid, and Éclair came to Roane.

"Your Majesty, Monica has returned home."

"Okay, let through."

"My brother... I'm sorry."

"Good... I wrote it in the letter, but I'm not concerned about that. Originally, I was going to respect your will. I didn't mean to force you to marry him."

"My brother... I misunderstood... I'm really sorry."

"So, it's enough. And while Monica was out of Roanne, Julian and Khalid escorted you, right? Thank you."

"No, I just happened to meet her at Vanguard and came from there."

"I see, Julian, you've had a hard time. Umu, who is that girl?"

"Her name is Éclair, and she became a friend in the city of Pidona."

"I'm Eclair. Nice to meet you."

"How is that girl fighting?"

"Her skill with stilettos is certain."

"I see... Then, I'm going to talk about a very important strategy, so please listen. It seems that Ludwig of Pidna and the God King's Order are connected."

"Oh, I knew that too."

"Not only is Ludwig helping out with the missionary work, but it also appears to have military ties. There are also reports of ties to the monsters of Buunei."

"What...that's new to me."

"From Librof, soldiers who were probably under the influence of Ludwig challenged the Roane army to battle."

"Michael... as expected. Did you read that far?"

"So... Khalid, I hear you have a lot of experience in military command. Would you like to take a step back for Roanne?"

"I don't mind, as long as you give me the money."

"Details of the military operation will be communicated to Khalid."

"Wait, let me join the war too."

"Urian, your mission is to protect Monica. Don't forget that. Please escort Monica in the palace. I also ask for a daughter named Éclair."

"My brother, traveling with Julian has made me stronger. I want to join the fight too."

"This is no good. Monica should be in the palace."

After that, a strategy meeting was held with only Michael, a few military staff members, and Khalid.

"The enemy army will come from the direction of Rybrov and from the desert in the south. There, they will meet on the plains south of Roanne and attack. Khalid, you will lead a part of the army of Roanne and launch a surprise attack. Launch a surprise attack on the army of the God-King Order coming from the southern desert so that they can't join forces with the army from the Livrov area."

"Okay, but Ludwig won't use Pidna's army?"

"We've got a spy going in, and we've already investigated that area. He doesn't seem to want to move Pidona's army on a large scale. The situation in northern Messana is also unstable, and there's a risk that Pidna's defenses will loosen. seems to be thinking"

"Do you know that much... you're a terrible person, aren't you?"

"Harryd, you must have a grudge against the God King's Order...Lead my army and attack the God King's Order with all your might. The army I command will attack the army coming from the direction of Livrov. I'm going to proceed to Rybrov and annihilate the Ludwig faction.I hear that there are many remnants of the Gessia dynasty in Rybrov.If possible, can't you encourage them to revolt in Rybrov?"

"Well... my ex-subordinates are many in Rybrov. I think it's possible."

"Okay... that's the rule. Their army should be attacking within a few days."

Khalid's army took up positions in the mountainous terrain north of the Naj Desert. It was a strategy to launch a surprise attack from the flank as the army of the God King's Order passed through the route northwards from the Naju Desert.

Meanwhile, Michael's army takes up positions on the plain southwest of Roane. With this, Michael planned that the Ribrov army and the God King's cult army would not be able to join and would be annihilated.

Khalid's army waited with telescopes for the arrival of the God King's Order from the Naju Desert.

"Dear Khalid! An army of the God King's Order has arrived from the desert."

"Alright, it's finally here. Don't get the timing wrong. Don't get caught, launch a surprise attack."

As soon as the God King's Order's army passed through the narrow passage between the mountains... Khalid's army fired arrows at once from the flanks.

The army of the God King's Order collapsed due to the sudden attack.

"Now, let’s attack at once!"

The God King's Army was in complete chaos.

"Why, why is Roane's army in a place like this? Yes, use the suicide squad!"

The army of the God King Order is brainwashed to believe that if they don't fear death and contribute to the battle, they can go to heaven. For that reason, they have launched a special attack with a bomb.

"That's bad, that's a special attack troop. I was tormented by that when I fought them before. We'll pull back!"

Khalid's men retreated and managed to minimize damage from the suicide bombers.

On the other hand, even when the Rybrov army arrived at the rendezvous point, there was no sign of the God King's cult army coming, and the Rybrov army could not hide their frustration.

"What's wrong? It's about time we have to reunite."

There, the army commanded by Michael attacked the Livrov army at once.

"Well, no way... Michael's army? Why are you here? Wasn't he on an expedition to the north?"

Rybrov's army also collapsed, and the Rybrov army began to retreat to his stronghold of Rybrov.

"Your Majesty, the enemy forces are retreating. Do you want to follow them?"

"Of course, we'll destroy them all at once."

Meanwhile, Khalid's former soldiers revolt in Rybrov. The few remaining garrisons in Rybrov were nearly annihilated by former soldiers of the Gessia dynasty.

"A messenger! Rybrov has been occupied by remnants of the Gessia dynasty."

"What the hell... it's already over, I have no choice but to surrender to Michael."

The God-King's army retreated to the Naju desert, and most of the Ribrov army scattered and fled or were taken prisoner by the Roanne army.

"The operation was a success, Khalid!"

"Oh yeah"

At that time, Ludwig of Pidna received a messenger.

“General! The Ribrov army has been destroyed.

“What the hell… I can’t believe it.

"... Damn, if this happens, it's a last resort, I have no choice but to cry to Mr. Burunei."

Maximus sent messengers to Beuney.

“Would it be possible for your army to advance in order to occupy Roanne?

Michael and Khalid's army was about to return to Roanne after the success of the operation... However, an unexpected development awaited.

"Your Majesty, a large army of monsters is attacking from Mount Tuftan."

"What the hell... this time it's the Buunei army. We're going to intercept them!"

The Buunei army advanced to Roanne while flying in the sky. It also jumps over swamps without hesitation.

"Alright, this is a gamble, but instead of heavy infantry, lightly equipped light infantry will pass through the swamp in one go and hit the enemy army."

The army of Roane made a hasty advance and engaged Beunay across the swamp. However, he was exhausted from fighting the Ribrov army and the God King's cult army earlier, and was forced to struggle.

"Your Majesty, our defense line has been breached! We have defeated most of the Byunei army, but some remnants are expected to invade Roanne."

"In that case...I will fight them myself!"

"I'll go with you!"

"Harryd, please!

Michael, with his elite troops and Khalid, stood in front of the gates of Roanne.

"I will protect Roane!"

The remnants of the Burunei army are rushing in one after another.

"Firecracker!"

Michael repeatedly used techniques that allowed him to attack multiple enemies at the same time, defeating over 100 Bunei soldiers. Khalid also used the afterimage sword to defeat a large number of Bunei soldiers. But there are too many.

"Oops! The Buunei soldiers who couldn't be defeated are heading to the palace!"

"Firecracker!"

"Afterimage Sword!"

Monica, Julian, and Éclair have completely killed the Burnei soldiers who have invaded the palace.

The remnants of the Bunay soldiers, who were outnumbered, retreated to Mount Takhtarn.

"Monica, Julian, Éclair... you guys... I really appreciate it. Monica, I seem to have underestimated your skill. Thank you for helping me."

"No, my brother… I am grateful that you accepted that I can fight as well."

At Pidna, Maximus was furious.

"Even Lord Byunei's army... damn it!"

In Roane, Michael and the others were discussing what to do next.

"What should we do now... hit the Buunei, or hit the Pidona?"

“Pidona has not officially participated in this war.

“Once the Abyssgate opens completely, there is nothing we can do about it.

"I heard from a poet in Pidna that the Holy King rode on the back of a dragon called Dora and defeated Bunei in the air."

"I see... so, is that Dora still alive?"

"It seems that Dora was attacking people and was defeated by the Holy King."

"I see...then we have no choice but to invade Mount Tuftan. Khalid, Monika, Julian, Éclair, and me, will you attack Mount Tuftan?"

"My brother... Thank you very much. I'll be with you."

Thus, Michael and his party decided to invade Mount Takhtan.

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