古風な価値観の女性には生きづらい時代?
経済メディアも政治家も、女性活躍を叫んでいる。私は大賛成だが、古風な価値観の女性には逆風だ。国民年金第3号被保険者に対する風当たりは強い。仕事をしなくて専業主婦だと、楽して年金がもらえると思われているのだ。夫を支え、子育てに奮闘してきた女性にとっては腹ただしい論調かもしれない。もちろん、過去最悪の人手不足だから仕方がないとの意見もある。
東大や早慶など一流大学卒業で一流企業に勤務する男性の価値観も変わってきた。最近は、パワーカップルとしてタワーマンションを購入して都心に住むことが勝ち組なのだ。また、男女の恋愛も変わった。一方的におごりを要求する女性は男性から好まれない。私も嫌いだ。
さらには、子育て世帯への厳しい視線もある。「子持ち様」批判だ。
もう、これでは子育ては割に合わないだろう。共働きで子育てするのがどれだけ大変なことか。私の場合は妻が主婦だったが、それでも息子の夜泣きなど大変だった。翌日は寝不足で出勤していた。社会として、あまりにも酷ではないか?
男も女も、資本主義的な競争に打ち勝たなくてはならない時代なのだろう。打ち勝つためには、子供が二人以上いると共働きは圧倒的に不利だ。三人なんかもう、無理に決まっている。
私の結論は、移民を入れるしかない、だ。ポリティカルコレクトネスもあり、世情に逆らうと社会的に抹殺されるし、大きな流れに従うしかないのだ。